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【#65】やみくもにやってみる

〈この記事を書いた人〉
福田浩樹(ふくだひろき)
1990年生まれ。大阪府出身。株式会社ネクスト COO
医療機器、不動産など複数の営業を経験。不動産営業では社内の歴代最高の売り上げ記録を更新。また、不動産エージェントとしての活動と並行して営業コーチとしても活動。エステサロン、英会話、弁護士業務、などの複数の業界において売り上げアップに尽力。業界問わずあらゆる営業において顧客の信頼を掴むコミュニケーション術を指導。

今回はやみくもにやってみるというテーマでお話し致します。

独立してちょうど1年が経ちました。
感覚としては「もう1年か」というよりは「まだ1年か」という感じですね。
僕の中では新しい事に取り組んだ時に良く起こる感覚です。

1年終わった時の気持ちを自分の記録の意味でも書いていこうと思います。

計画は大切

いきなりタイトルから逸脱するようですが、基本的に計画を立てることはめちゃくちゃ大切です。
計画なき所に成功はないと本当に思いますし、このやみくもな1年を経験してより計画の重要性を感じました。
ただ、その計画そのものの精度を上げる為に一旦やみくもにやってみるという事があっても良いな、というのが僕の考えです。
百聞は一見にしかずといいますが、現代の情報取得ツールを駆使して情報を得てもやはり一度体験したことには勝てないのではないかと思います。
そのくらい「一度、体験してみる」という事の価値は高い気がします。

やみくもにやることのデメリット

デメリットも当然あります。
やみくもに物事に取り組むと、無理、無茶、無駄の「3つの無」(造語です)が多くなります。
時間的にもコスト的にも労力的にも本来費やさなくて良かった負担がかかることが多々あります。
当然、これを結構嫌う人が一定数いますね。
僕はどちらかというと3つの無も経験しといた方が人間味が出るというか、後々活きてくると思うタイプなのでそんなに苦痛にならないタイプです。
全員が同じタイプではないというのも理解した上で、2年目以降、僕がどの様に考えているかを書いていきます。

3つの無を計画に組み込む

繰り返しますが計画はめちゃくちゃ大切です。
3つの無を経験することで人間味は出ると思いますが、人間味だけでは現代社会は生きていけません。
良く「理論派」「感覚派」と言いますが、一般的なイメージとして「理論派=計画を立ててから動く」で「感覚派=計画を立てる前に動く」みたいな感じだと思います。
それで言えば僕は感覚派に分類されるのですが、結局は理論派だろうが感覚派だろうが行動も計画も必要です。
何も分からないままにとりあえず行動するが続いた自分の1年目を踏まえた上で僕は2年目以降は期間を設けてやみくもにやるというのをやっていこうと思っています。
計画的にやみくもに行動してみるということですね。
「とりあえず1ヶ月は思うようにやってみよう。その後、それを踏まえて改めてちゃんとした計画を立てよう」という感じです。
以前、僕が書いた「情報化社会に飲み込まれない為に」
https://note.com/sublime182/n/ndd3179fdc115#5953c421-ba6b-4333-a142-c04322f01f99
という記事で、何かを上達させるためには手法、時期、個性の3つの要素が大切という事を書きました。
とりあえず、やみくもにやってみる事のメリットは個性が分かることです。
何も分からない状態でやみくもにやるからこそ、自分の中で最も可能性が高い、しっくりくると思われるやり方を採用する傾向があります。
その結果、自分に合ったやり方を特定しやすいという作戦です。
「守・破・離」や「素直にやってみる奴が伸びる」などと言います。
でも、僕は自分の体験から素直に言うことを聞く前にこのやみくもにやってみる期間を入れた方がより効果的だと思っています。
感覚的には試験勉強を開始する前に一度過去問を解いておく、みたいなイメージでしょうか。
まず、やってみて全体像を掴んでから「素直にやってみる」を選べばより効果的という発想です。

組織人にどう当てはめるか

僕は今、独立しているので上記のことを実行するのは結構容易いです。
でも、会社に属している人は上司の指示に従う必要もあるでしょうし、「とりあえずやみくもにやってみました」なんていう猶予はないと思います。
でも、個人的には長い目で見たときにはこのやみくも期間を挟んだ方が早く成果が出るんじゃないかなと思っています。
自分で営業コーチとして営業の指導をしていて思いますが、指導が一方通行だと必ずどこかで壁にあたります。
相手の時期(フェーズ、段階)や個性を無視して手法だけ示すわけですから当然です。
営業現場でこちらのプレゼンの前にヒアリングをするように、指示を与える前に一度本人の思うままにやらせてみて観察と分析を行った上で指導方法を選択していく方が効果的なんじゃないかと思うんですよね。
その有用性を示すことが出来れば企業の指導の全体的なレベルアップにも繋がるかも知れません。
目下、僕の課題はそこですね。

最近は自分自身が出来ることや出来たことをどの様にして周りの人達に活かして貰うのか?という課題がずっと付き纏っています。
まだまだ、事業として自分自身で頑張っていれば何とかなる段階なのですが、いくら自分の能力を磨いて価値を高めても、周囲の人間を同じように高められない人はいずれ廃れるのではないかという恐怖がいつもあります。
でも、なかなかどうすれば効果的なのかが見つからないんですよね。
最後は単に僕の悩みを書いただけになってしまいましたが。(笑)
また、これも一旦はやみくもに色々試してみようかと思います。

ではまた!

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