見出し画像

【#82】オススメ本紹介!『解決は1行。』

<この記事を書いた人>
Kai Nishitomi

1988年生まれ。神戸市出身。塾講師/塾経営者。
大学在学中の20歳で学習塾を開業。
以後マンツーマン専門のプロ講師として自塾・大手塾にて授業を担当。
「自ら学ぶ力を高めるための学習法の分析と指導」を専門とした指導スタイル。医学部をはじめ難関大受験を中心に活躍。
近年は社会人の学習・スキル獲得のためのアドバイスも展開する。


今回ご紹介するのはコピーライティングについての本です。
なんですが、コピーライティングだけでなく
「自分の商品やサービスの魅力をわかりやすくお客さんに伝えたい」
という人には広く役に立つ本だと思います。

もう、言葉で損をしない。
ずばりと言えれば、うまくいく。

1行あれば、すべては伝わる。
1行あれば、行動は変わる。
1行あれば、意識は変わる。

この本は、コピーライターが培ってきた「1行の解決力」を、皆さんに役立てて頂くための本です。
本書で紹介する25の技法を応用してあなただけの「解決の1行」を見つけて下さい。

凝り性がハマる落とし穴

僕は自他ともに認める凝り性です。
特に知識欲や知的好奇心が強いみたいで、一度ハマると本を買い漁って知識を貪っています。

仕事にもそれが反映されていて、学習に関する知識は割とマニアックなところがあります。

専門性が高く、僕にしかできない分析やアドバイスがある

というのは生存戦略として大きな武器になっている一方で、その価値や魅力をわかりやすくお客さんに伝えるという作業、つまり広告のような仕事はずっと苦手としていました。

結果としてウチの塾は99%が口コミ。
ここ4年ほどはチラシも撒いていないという状態です。

口コミだけで広告費をかけずに経営できているのはある意味では良いことで、それを羨ましがられることもあります。

来てくれれば価値がわかる。
来てくれた人は高く評価し、周りに勧めてくれる。
確かにこれはシンプルにうれしいことです。

でもやっぱり口コミだけで経営をするのは不安定だし、そもそも

価値や魅力をわかりやすく伝えることができれば、口コミももっと広がる

ということを考えると、そこに手を抜くべきではありません。

それは頭ではずっとわかっていたんですが、僕みたいな凝り性タイプはそもそも自分の興味(=サービス内容)を深めることにリソースを割きがち。

しかも下手に専門性が高く、一般の人たちが知らない領域を普段から扱っているので、認知してもらうハードルがひとつ上がっている状態です。

まぁこれは単なる言い訳で、シンプルに伝えることをサボっていたわけです(笑)

読書会で受けた衝撃

先日、読書会なるものに参加してみました。

10人程度の社会人が朝からホテルのカフェに集まり、
1人1冊本を紹介し、内容や印象に残ったことを説明し、みんながそれに対して意見を言い合うみたいな会です。

言葉にするといかにも意識高い感じの集いに見えると思うんですが、実際はけっこうラフというかざっくばらんな感じで、別に意識高くなくても読書通じゃなくても参加できる雰囲気です。

そこで衝撃を受ける出来事がありました。

僕がいたテーブルの一人の方が、持参した本を紹介し、内容について説明してくれていたんですが

マニアックすぎてさっぱりわからない

断っておきますが、その人はすごく良い方でしたし、僕は自分が知らない&理解できないものを前にすると嬉しくなってしまうタイプなので、決して嫌ではありませんでした。

ただ、わからないんです。

すごく面白そうだし、タメになりそうだし、できることなら理解したい・知りたいという思いはあるんです。でも、わからない。

そこで僕はふと

あぁ、自分は周りにこう見えていたのかもしれない

と感じました。

もちろん冒頭で書いた通り、自分が伝える作業をサボっていることは自覚していました。ただそれは

「これは専門性が高いし、ここまでは伝わらないだろうな。まぁ授業に来て体験してもらえればわかるから、そこを頑張ろう」

みたいな、いわば伝え手としての目線であって、受け手としてそれを捉えることができていなかったんですね。

読書会で初めて(久しぶりに?)受け手の立場として

おそらく魅力的なんだろうが、理解できない

という状態になってみて、自分がいかにもったいないことをしているかを痛感しました。

コピーライターのKISS

僕は少し極端なのかもしれませんが、同じような状態に陥ってる方は少なくない気がしています。

僕も先日の読書会で痛感して、改めて頑張り始めたばかりなので

自分はこれでできるようになったよ
という意味ではなく

一緒に頑張りませんか?
という意味で今回の本を選びました。

この本はコピーライターの方が使っている表現のテクニックというか、雛形みたいなものが25個紹介されているという形式なんですが

「この表現技術を使って、自分のサービスを表現するとどうなるだろう?」
と考えること自体が良いトレーニングになっています。

ただ、その中でも僕が強く意識しているのは、この本の「はじめに」で書かれている

KISS

というヤツ。
随分とロマンチックな言葉が出てくるなと思いきや

Keep It Simple, Stupid!
(シンプルにしろよ!バカが!)

という結構な暴言だったんですが(笑)
この鋭さがむしろ自分への戒めにするにはちょうど良いなと思って、ここ数日はずっとこれを意識しながらチラシやホームページの制作に取り掛かっています。

まずは枝葉を切って、本質だけを抽出すること。
自分の世界の言葉で話すのではなく、受け手の言葉や世界観の中で表現するということ。

当たり前のことですが、こだわってやろうとすると相当難しい。

でも、受け手の視点を体験できた今だから、一番成長できている実感もあります。

この本は今は中古しか買えないみたいなんですが、kindle版がありますし、kindleunlimitedに登録されている方は無料で読めるのも好ポイントです。

僕の悩みが他人事ではないと感じた方は是非試しに読んでみて下さいね!


sublimeでコンサルサービスを始めました


【学習コーチング】
資格試験のための勉強をしている方、教養としての学び直しをしたい方に勉強法をアドバイスします。
これまでの学習歴と勉強したい内容をヒアリングしながら、良いクセを活かし悪いクセを直していくことで学習効果を向上させます。記憶・理解・思考に対して理論的な背景を説明しながらアドバイスするので、他の勉強に活かすこともできます。
「学生時代から全く勉強なんてしていない」という方でも大歓迎。
あなたに合った勉強法を見つけるお手伝いをします。

【営業コーチング】
営業に対するマインドブロックの外し方、成約率アップの4ステップ、反論処理の方法などをアドバイスします。
業界や営業スタイルをヒアリングしながら、その人のキャラクターに合った最適な営業術をお伝えします。営業の現場だけでなくコミュニケーション術全般を扱う事で周囲の人達との良好な人間関係構築に役立ちます。
「極度の人見知りで。。。」という方でも大歓迎。
あなたに合った営業及びコミュニケーション術を見つけるお手伝いをします。

ご興味のある方は下のfacebookコミュニティにお越しください!

sublime | Facebook

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?