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鹿の角で雑貨を作る③輪切りの指輪
webshopにアップしている「指輪作りキット」に向けての内容になっているので、電動ルーターは使わず棒やすりで地道に削っていく作り方をまとめていきます。ひたすら削ります。
■材料と道具
・鹿角輪切り ×1
自分の指よりひとまわり大きいもの。
・棒やすり 半丸 ×1
三角または四角 ×1
鹿角を削りやすいヤスリの種類は木工用の中目または細目のものです。
ヤスリの形は上記の2種類をおすすめしますが、丸い棒状のものだけでも削れます。
・板
削るときに机が傷つかないように下に引きます。
キットについてる板はすべり止めにゴムスポンジを貼り付けています。
・ウェスなどの布
■作り方
① 自前の鹿角を使う場合は、まずノコギリで輪切りにします。
指輪の幅はお好みで。
鹿角の切り方はこちらの記事参照 ↓
鹿の角で雑貨を作る②輪切りのボタンhttps://note.com/suberihiyu014/n/n54239be76aa0
② 輪切りにした鹿角の真ん中に穴をあけます。
・木工用の電動ドリルであける
・キリであける
・棒やすりの先端であける(力技)
いずれかの方法であけます。
鹿角中心部はスポンジ状の構造になっているので、比較的加工しやすいです。
③ 棒やすりを使って穴を広げます。
三角の棒やすりをぐりぐりねじるようにして削ります。
三角の棒やすりがスッと入るくらいの大きさにします。
④ 指のサイズまで、さらに穴を広げます。
ここから板の上に鹿角を置いて作業します。
こんな感じに板の上に置いたほうが、やすりに力を入れやすくなるのでグイグイ削っていけます。
三角のほうで切れ込みを作っていきギザギザを作ります。
半丸のほうでギザギザをつぶすように削っていきます。
三角→半丸→三角→半丸
と交互に削っていくとスムーズです。
⑤ 鹿角の外側を削ります。
今度はやすりを下に置き、鹿角のほうを動かして削ります。
半丸やすりの平らなほうを上にして写真のように手で固定します。
両サイドの厚みを薄くすると指輪のつけ心地がよくなります。
⑥ 断面を滑らかにします。
写真のように鹿角を板の上にペタッと置き、半丸やすりの平らな面で削っていきます。
⑦ 角を落とします。
この作業も半丸やすりの平らなほうで。
やすりをななめに当てて、鹿角を少しずつ回しながら削ります。
※鹿角の茶色い模様は削ると取れるので注意!
⑧ さっと水洗いし、乾いた布で拭いて完成!
今回は仕上げまで棒やすりのみで進めていますが、もっと目の細かい紙やすりで磨くと表面がよりツルツルになります。
■応用
⑦の作業の時に、角を完全に落として丸くしたり
角ばらせたり
幅を薄くしたり
好きな形にすることができます。
加工しがいのある素材ですので、ぜひあれこれ試してみて下さい!
■指輪作りキットについて
キットはBASEのこちらのページにアップしています。
※アップ次第リンクを貼ります。
内容:輪切りの鹿角
作業用の板
布
作り方説明書
少数ですが棒やすり(半丸・三角)付きもあります。
※アップ次第リンクを貼ります。