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「クレしん」で流れるCMの話

いつからだろうか。「クレヨンしんちゃん」(テレ朝)を観てて、合間のCMでやたらアニメやゲームが出てくるな、と感じるようになった。

「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」はまだアリとして、「ラブライブ」やら「ゾンビランドサガ」やら「アイドルマスターシンデレラガールズ」やらホロライブのキャラをフィーチャーしたカードゲームやら。色んなコンテンツが毎週宣伝されている。ブシロード関連が多いのは枠買ってるのかな?

こうした作品群の名前は知ってても実際に物語に触れたことがなかったりすると、なんだか負けた気分になる。

オタク趣味が一般化したと言われて久しい。外出すれば色んな店がアニメとコラボをやってたり、駅にはゲームの広告がでかでかと貼られてたり、テレビを点ければゴールデンタイムでソシャゲのCMが放送されている。そんな光景が珍しいものではなくなった。

一方ではオタク文化から遠ざかりつつある自分もいる。それを強く実感するのが、一般向けのCMでアニメキャラクターが動き喋るのを初めて見た時だ。

あるコンテンツの露出を大々的に増やすのは、新規IPのスタートダッシュを決めたいってパターンの他に、既に一定の支持を得ている作品をもっと広く売り出すためってのも多いだろう。

そうした「目ざといオタクなら既に知っている」作品に、一般に向けられたCMで初めて触れる度、ああ、自分は今「目ざとい」方の人間ではないんだなと実感する。

こう書くとなんてめんどくさな奴だと思われちゃうかも。でも新しいCMが流れる度「あ、これは遊んだことあるやつ! 勝った!」「これは見たことない……負けた」「こっちも……」「お、久々に全話観たやつ来た!」みたいに勝負してくのは、これはこれで楽しいです。

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