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モンスター

誰かを守ろうとしていたはずなのに
いつのまにか一人歩きしている
そんなことがないだろうか

一緒に走り出したつもりが
スピードをあげるたびに周りが見えなくなって
大きく息を吸って言葉に詰まった
残ったのは赤くなった目と頬だけ
終着点についたとき
そこには誰もいなかった

誰かのためと かこつけて
結局は欲求を満たしたいだけ
そのことに気づけないのは
君の頭が悪いからじゃない

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