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【今朝、異世界へ行ってきた!!】

 2020年11月4日、早朝何度も惑星が消滅するシーンを見せられた。恐らくそれは太陽系に比較的近い系外惑星の中で、地球に近い文明を持っていた人々が住んでいた惑星だったと思う。この領域の管理者が、惑星の運営上、絶滅または消滅が近い危機的な状況を議論していた。複数の管理者が高次の世界からこの惑星を「失敗作」と呼んでいた事が奇妙だった。

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星域管理者に呼び出された

 太陽系からイルカ座の方向238光年彼方の宇宙空間に黄色の第18番星の赤色巨星があり、その周囲を公転するハビタブルゾーンに系外惑星アリオンとして知られる地球型惑星と、環境破壊と星間戦争により滅ぼされてしまった第4惑星クアドルがあった。僕はその管理者に呼び出されて、数万年前の宇宙域に行ってきた。惑星連合が危惧していた星間戦争と環境破壊による悲劇的な最期をどのようにするかの最終判断を24人の管理官が円卓で話し合っていた。僕は銀河系辺縁の太陽系出身者として、地球代表ではないけれど、オブザーバーとして25人目の席にいた。

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