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記事が消えた日

AIR JAMというタイトルで記事を書いた。
勢いで書き上げて30分、投稿ボタンを押そうとしたその時だった。

無情にもブラウザバックが巻き起こる。
まず、鈍器のようなもので頭に一撃が入る。
銃刀法違反のようなもので心の臓を一刺し。
不思議と怒りは沸いてこない、込み上げる絶望。
この世の終わりの顔は何かという答えがそこにはあったのだろう。

全てが嫌になってアカウントごと消滅させようと、その方が楽に死ねるだろうと、この世とも未練なくサヨナラできるだろうと。

文章はライブだと思っている。ライブハウスよりも小さい箱で自分のやりたいようにやる。最近は、人の目につくことも多く評価なんてされたりもするが、基本は己の為に書いてる。
なので、再現性なんてない。毎回同じではないのだ。

ダチョウ倶楽部のように「押すなよ」と心が囁く。もうここまでくれば伝統芸である。完璧に対策すれば保全は可能だろうが、こちとら感情爆発で書いてるのである。
誤記なんて気にしてられない、記事の消滅なんて気にしてられない、全ては思い付く文言が中心で。

当たり前に見てる記事も、こういった死線をくぐり抜けた先にあるのかもしれない。

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