【発達障がいの子への注意の仕方】
迷う時は「明日、死んだ時に後悔しないのはどちらだろう?」と、考えるようにしている森です。
がん患者さんのメンタルケアをされている、清水研先生の本
面白いのでおすすめです。
もし死ぬなら、あと二人だけ、最後に会いたい人がいます。
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▼ 否定表現を使わない
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さて、今日の本題。
発達障がいの子の行動を注意するときの話。
よく言われるのは、「否定表現を使わない」というものです。
例えば、机の上に登ってしまった子がいたら
「登ったらダメ」というのではなく、
「降ります」を伝えるというものです。
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▼ ダメが、ダメな理由
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ダメという表現が良くない理由は
1、注意を繰り返されることにより、ご本人の自己肯定感が下がってしまう。
2、「ダメ」には具体的にどうすればいいかが含まれておらず、結局どうしたら良いのか、伝わらない。
という事が主な理由だと思います。
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▼ 厳しく言わないとダメなのか?
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私も、この考え方には基本的に賛成です。
でも、そうすると実際に関わる人からは、こんな意見が飛んできそう
「でも、そんな風に言ってもやめないですよ」と。
「だから、厳しくダメって言わないと伝わらないんです」と。
そうですよね。それはよくわかります。
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▼ 支援の目標をどこに設定するか?
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その場で机を降りてもらう
ということが成功なら、「きつくダメ」と注意するという方法が正解になるのかもしれません。だだ、支援の目的や目標をどこに持ってくるかで、正解は変わってくると思います。
私の場合は、「将来的にこの子が、自分で“机の上には乗らない”という選択ができること」(人によっては“机に乗ることに興味がなくなる”くらいでもいいと思います)を目標に持ってくるのが、どちらかと言うと正解かな?と思うので
「今、目の前の机からおろすこと」はあまり大事ではないのです。
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▼ あの人がいる時だけやめる
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じゃあ、机に乗っててもいいのか?とも言われそうですが
私は、
「あの人がいる時だけは、机に乗らないでおこう。あの人怒るから、怖いから」
と本人が思う方が問題だと思うからです。
いずれ、その人を知る人が誰もいない状況が訪れることを、支援者は想定して関わる必要があると、私は思っています。
では、また明日
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