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クリスマスのお裾分け

こちらは、「稀人ハンタースクール Advent Calendar 2023」に参加するために書いたエッセイです。カレンダーをクリックすると、「クリスマス」をテーマにした書き手のnoteを見ることができます。

クリスマスと言われても、あまりピンとこない。家にクリスマスツリーはないし、チキンやケーキを食べることもない。

クリスマスだけではなく、我が家にはバレンタインや誕生日、お正月もない。チョコやプレゼントを贈りあったり、おせちを食べて初詣に行ったり......なんてことはせず、いつも通りに各々過ごす。夫も私も、イベントごとに興味がないのである。

とはいえ11月も半ばになると「もうすぐクリスマスだし!」と焼肉を食べに行ったり、「ちょっと早めのクリスマスだね!」と寿司を食べに行ったりと、クリスマスを都合良く使わせてもらってはいる。

振り返れば昔から、サンタクロースを信じていなかった。小学校1年生のとき、3つ上の兄がサンタさんに手紙を書いてるのを見て、「兄ちゃんはまだサンタクロースを信じてるのか」と冷めた目で見ているような、可愛げのない子どもだった。

兄が「かりんも書きな」と、便せんの下半分を譲ってくれたときは、兄の興奮を冷ましてしまわないように「サンタさんに届くといいね!」と言いながら付き合った覚えがある。だが兄もまた「妹はまだサンタさんを信じてるはずだ」と、自分も信じてるふりをして手紙を書かせてくれたのかもしれない。ふとそう思ったのは昔の写真を見返している時だった。本当のところは、聞けていない。

いつからか仲良しではなくなったけれど、兄が私に頬を寄せている写真が多くて驚いた


......とにかく幼い頃から一貫して「趣」の「お」の字もない私だが、クリスマスシーズンに浮かれ出す街の様子を見るのは嫌いではない。

というわけで(?)、私の目に映ったクリスマスっぽいものを集めてみました。

蚤の市で見つけたチェコのおもちゃ。サンタの裏側を押すとくたっと倒れるらしい
寂しげなクマたち。クリスマスプレゼントに…だれか...
天神中央公園に突如現れた陽気めのサンタ
この光景を眺めながら、私は『進撃の巨人』を思い出していた。左はじの、ひときわ顔のでかいサンタのせいだろう。ちなみに、ここには同じ顔をしたサンタはひとりもいない。個性がすごい
サンタに詰められているようにも見える友人
大中小のサンタクロース。小サンタはどうなってるの?
こうなってた
天神のクリスマスマーケットへ。23時近いのにすごい人
クリスマスの煌めきに溶ける仲間たち
チキンにむしゃぶりつく、中たんぺい氏。クリスマスの権化
(掲載許可を求めると「フリー素材なのでご自由に!」と粋な回答)
今年はライター仲間とともに、クリスマスの雰囲気を堪能した
YouTubeLIVEでクリスマスソングを弾き語る藤井風さん。横ノリする昼下がり(筋膜ローラーにiPadを乗せて)
ショーケースを見ると、どのケーキにもサンタが乗っていた。はからずも我が家にクリスマスがやってきた
バークチップ(土のかわりの茶色いやつ)に寝かされる雪だるま。時々、「なぜ...?」と目を引かれるオーナメントがある
イルミネーションより、イルミネーションを撮る人たちをつい見ちゃう
寒さに肩をすくめながらイルミネーションを見ていた人たちが、吸い込まれていく桃源郷
浮かれた街でぽつんと浮いていた「ほぼ人力!!カーボンニュートラル宅配便」
そうこうしていたらもう正月である

明日は、バンコク在住の日向みくさん!みくさんがどんなクリスマスを引っ張り出してきてくれるのか、楽しみ〜!

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