ユーザーの行動が見透かされている?何度も同じ広告が出続ける仕組み のメモ
はじめに
夏休みでネタ枯れですが、あのうざったいターゲッティング広告がどのような仕組みになっているか、の解説記事が日経クロステックにあったので、軽めのエントリとして、一緒にお勉強したいと思います。なお、本記事は登録ユーザのみの閲覧可能なので、wikipediaをメインに、最初の概要のみ引用します。
クッキー🍪って何?
そもそもクッキーとは何でしょうか?wikipediaによると以下とあります。
また、その用途は以下の通りです。ユーザ側とサイト事業者双方にメリットはありそうですが、インターネット広告配信業者などがユーザの詳細なアクセス履歴を取得する用途にも使われる というのがくせ者ですね。
wikiによると、HTTPはもともとハイパーテキストのファイル転送を行うために開発され、同じ瞬間に同じ内容の要求を行っていれば、クライアントが以前にどのような通信を行っていても区別されないステートレスなプロトコルである。とあります。そのためのセッション情報として使われているんですね。
クッキーの仕組み
それでは日経クロステックを見てみましょう。
実際のクッキーは以下のような動きをするようです。
このクッキーですが、記事中に、ターゲティング広告に使われているとあります。本来のやり取りが行われている際に、サードパーティクッキーをバナー画像とともに、広告事業者が送り付け、それを次のアクセスの際に収集し、関連性の高い情報を広告のバナーで表示させているようです。
ネット閲覧にはクッキーが欠かせない
クッキーの役割は以下の通りです。
ユーザ利便性のために使われるものが、いろいろな用途で使われるようになった、というのが実情のようです。確かにカートやお気に入りにしていたものが、次回見れなくなったり、webサービスの設定が毎回リセットされて、毎回ログインさせられるのは不便です。
トラッキングクッキー
ターゲティング広告を出すクッキーについて、wikiでは以下とあります。
ということで、トラッキングをするサードパーティクッキーが。ユーザを不安に陥れるすべての元凶のようです。全体的な方向性としては、このサードパーティクッキーは今後規制されていくようです。ブラウザの画面にきわどい広告が表示されて周りを見渡す、ということがなくなれば世界は平和になるでしょう。
最後に
ユーザ情報を勝手に盗み見て、それをターゲティング広告につかってけしからん、と怒ることは簡単なのですが、すくなくとも現在のインターネットは広告で成り立っています。単純にターゲティング広告をなくすと、これまで無料で使用できていたサービスが使えなくなる、ということもありえるでしょう。ただ、クライアント側としては、知らない間に、過剰なサービス漬けにされて、判断能力を失っていたという側面もあるかもしれません。
個人的にはターゲティング広告が役に立ったことは一度もない(もうその商品に興味ないからいいよと思う)ので、この後すぐにブラウザの『サードパーティCookieをブロックする』にチェックを入れたいと思います。
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