見出し画像

タワーマンションから新橋のガード下へ

ある日の20時過ぎ。


眼下には、美しく光を放つレインボーブリッジと静かな東京湾

正面にはきらびやかに輝く東京タワーが、

そして東京の夜景、

これらを贅沢に見下ろせる空間にいた。


場所は少し不便だったものの、

あるタワーマンションのレンタルスペースにいたのだ。


そこには、主催者である元気の良い青年のほか、

30-40代くらいの男性が2人

20代前半くらいの男性が2人

そして、

20代と思われる女性が3人いた。


私は友人のC氏に連れられてこのタワーマンションに来た。


つまり、タワーマンションのレンタルスペースには、

男7人に、女性が3人がいることになる。


これを合コンと呼べるかはさておき、

良い宴が始まった。


はじめは、20代前半の青年2人と話をした。

1人は社会人で、もう一人はまだ学生であった。

学生の方の見た目は、茶髪にネックレスを2つも付け

なかなかチャラめではあるが、

話してみると、真面目な青年であることがわかった。

なにより、この春から就職とのことで、

その会社は、日本を代表する超大手のお堅いそうな企業であることもからも、すぐに納得できた。

入社式までには黒くして整えるそうである。


一方で、30-40代の男性2人は、

会社の先輩後輩同士であったという。

後輩の30代の男性はすでに転職をしたので、

同じ会社にいるわけではないものの、

今も2人でこのような場所に繰り出しているようである。

なお、主催者の青年はこのお二人のさらに後輩にあたるとのこと。


女性の1人は、主催者の青年のビジネスパートナーで、

その友人を連れてきたようである。(クラブで知りあったとか?)

女性の1人は、看護師であった。

その看護師の女性は、C氏に結構接近しているようにも感じた。

もう一人の女性は、ノリが良く、40代の男性に気に入られていた。


私としては、期待をしても良いことがないのが経験からわかっている。

なので、とりあえず会話を楽しむことを第1とした。

それでも、女性に少しでも好かれたい欲が出てしまう葛藤は感じていた。


そんな中で、21時になって、宴に新たなメンバーが加わった。

しかも女性である!


さっそく、挨拶をする。

さすがに女性のLINEを1件も増やせずに宴を後にしたくない欲が勝ち、

この女性にある程度かけることにした。

お酒なにを飲みたいか聞く。

ワインが良い。

ちょうど白ワインを次いでおいたコップがあり、それを渡す。

そして、ローストビーフをお皿にとり、箸も渡して、接点を増やした。


仕事は何をしている、職場は、自分の仕事の話、

そして出身、住んでいるエリア、よく飲む町、どんな飲み屋が好きか、

色々話のネタは尽きなかった。


あっという間に22時。

お開き。


LINEを交換して、解散へ。


眼下に広がるレインボーブリッジ、東京湾は美しかった。


30階近い高さから地上へ降り立つ。


現実世界に戻された気分である。


おそらく、40代の男性は、ノリの良かった20代前半の女性をテイクアウトするのでは、なんて考えながらマンションを後にした。

40代の男性は、相当お仕事もできるようで、コミュニケーションもさすがであった。

気持ち悪くない感じに下ネタを入れ、酔ってきた20代女性と上手くスキンシップを取っていた。

なんなら、お尻にも触れていたような。

でも、それが許されてしまう能力をもった40代男性で、

自分もそういう年の取り方をしたいと感じた。



さて、マンションから次はどこへ行くのか。

一方、C氏のお眼鏡にかなう女性はいなかったようであった。


C氏は新橋に行くという。

一緒に来ないかと。

まずは品川までタクシーで移動。

この時間に品川駅前で唯一やっている居酒屋へ。

どうやら主催者の青年を待つとのこと。


居酒屋は半個室であるが、隣の席とはロールカーテンで仕切られていた。

すると、ロールカーテンはさんだ席にもお客が入っていた。

聞き覚えのある声である。


なんと、40代の男性と20代前半の女性、

さらには私が最後に話し込んだ女性に、30代の男性の計4人が

来たのである。


こんなこと、あるのかと思ってしまったが、

品川港南口で唯一なので仕方ない。


主催者の青年もすぐやってきて1杯だけ飲んで、

すぐ新橋へ。


新橋に着くなり、

主催者の青年は、ものすごい勢いでナンパを始める。

正直、C氏も笑ってしまうくらいめっちゃナンパしていた。


カラテカの入江氏のようなスタイルで次々と女性に声をかける。

それでも、だいたい無視されるか、無理と言われるものの、

少しは話を聞いてくれる女性もいたことに驚いた。


ナンパ開始から30分経ってもなかなか決まらず。

ガード下で、お店に入ろうとしている3人組を発見。

主催者の青年が声をかける。


なんと話を聞いてくれて、

さらに一緒に飲もうということに応じてくれることに。

無料の相席屋を実現させてくれた。


新橋のガード下の居酒屋に入る。

女性たちは大学時代の同じ学科で仲良しのようだった。


私からすると、全員かわいい部類であるが、

やはりC氏にはそんなに響いていないように感じた。


相手は年齢は24歳。

自分からすると、一番魅力的な女性の年齢である。


3人とも彼氏はいないとのことであった。

彼氏との別れ話を深める。

なぜ別れたのかを聞くことで、女性の男性への価値観などが垣間見れる。

一番左の子は、価値観の相違であったらしい。

結婚するなら純伯な女性が良いとのカミングアウトをされたらしく、

お別れモードになったらしい。


真ん中の子は、二股をされていたらしく、さらにひどい言い訳をされ、

お別れとなったようである。


一番右の女性は、主催者の青年が対応していたので話せていない。

席はこんな座り

女 女  女
―――――――
テーブル
―――――――
C 私  主


C氏と私で話していた2人の女性はなんとなく、

男運はそんな良くないように思えた。


1時間半くらい話し込み、お開きモードへ。

女性3人はパセラへ女子会に行ってしまった。


C氏が左の女の子にLINE交換を打診した流れで私も一応交換した。

果たして、連絡が返って来るかは実験かなと。

ちなみに、C氏と主催者の青年からは、

「真ん中の子にLINE教えてって聞けばよかったのに」、

「ああいう子は待っているからこっちから押さないと」と

ご指導を受けました。

さらに「真ん中の子は押せば抱けたよね」とまでの発言が。

遊びなれているお二人の発言に、さすがとしか思えない自分。

悲しい。


20時過ぎ、あのきらびやかなタワーマンションの一室から、

終電が終わってしまった新橋駅のガード下に男3人。


これが現実ですね。


しかし、諦めの悪い主催者の青年とC氏は銀座のクラブへ歩き出す。


残念ながら、ジーニアスは休館?閉館?のようで、

もう一つのクラブへ。

そこは開いていたが、スタッフに入り状況を確認するも、

比較的空いているとのことで、入場を中止。


C氏と私はタクシーにて帰路についた。

自宅着2時30分。


夜のタクシーは早いですね~。

銀座から自宅まで6300円。

うん、今度はネカフェを使おうっと。

バグースの6時間パック2000円台だったと思うし。


まずは、LINE交換したお二人に、ダメ元で連絡ですね。

ただの挨拶だけではスルーの原因となるので、

何かGIVEをしたいところ。


新橋のガード下の女性には、山梨旅行の宿が取れなくて困っている、

とのことだったので、比較的リーズナブルで、行く日程の空いている宿のリンクでも付けようかな。

タワマンで出会った女性には、渋そうな居酒屋のリンクとともに、お誘いもしてみようかな。

ではでは。


トップ画像引用元:
https://pixabay.com/ja/photos/%e6%a9%8b-%e9%89%84%e5%a1%94-%e6%9d%b1%e4%ba%ac-%e5%a4%9c%e6%99%af-5813210/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?