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【育児】授乳がつらい。知ってほしい、D-MERのこと

待望の赤ちゃんがうまれ、慣れない育児に毎日大慌て。とくに授乳には悩みが付きもの。
「母乳が出ない」「飲んでくれない」「母乳が詰まる」人それぞれの悩みがあるのではないでしょうか?

私にもありました。
それは、授乳中にひどい焦燥感に襲われるということでした。

授乳中は幸せな気持ちになる。と言う一般的な考えとは真逆で、私はとてもつらい授乳期を過ごしました。
後に知ることになるのですが、これはD-MER(不快性射乳反射)という症状が表れていたようです。

私はこのD-MERを知らなかったせいで、「母親失格なのではないか」「愛情不足なのではないか」「産後鬱なのか」とても悩み、苦しみました。
今同じ悩みを持っている方、知らなかった方、男性にもぜひ知って欲しいです。

D-MER(不快性射乳反射)とは

授乳する時に、吐き気やイラ立ち・不安感などネガティブな感情に襲われる症状です。
D-MERについて、まだわかっていないことが多いのですが、授乳する時のホルモンが関係しているようです。
授乳中、一時的にドーパミン(幸せホルモン)が下がることで起きると言われています。
個人差はありますが、生後3ヶ月くらいから落ち着く人もいますし、授乳期が終わるまで続く人もいます。

D-MERであるつらさ

授乳中のストレスでネガティブな気持ちになることはもちろんですが、他にも以下のようなつらさが、心の中にありました。

認知度がないこと

私自身、D-MERを知ったのは授乳期を終えてから。産後1年くらい経った頃です。
知らないが故に、「私は母親失格だ」と思い込んでいました。D-MERはホルモンによる反射ですから、産後うつではありません。しかし、「ダメな母親」と思うことで、産後うつに繋がるリスクはあると思います。

相談できない

授乳=幸せなことと言う認識が多い中、授乳が嫌だ。なんて夫にも親にも相談できませんでした。自分がおかしいんだ、と心を押さえつけ、自分自身を追い込んでしまいました。

解決策は?

 いつまで続くかわからない不安の中、毎日の授乳は本当に辛いと思います。
授乳中、好きな音楽を聴いたりお菓子を食べたり、気を紛らせることをしてみる。
そして、旦那さんやパートナー、地域の保健師さん、助産師さんに相談して、一人で抱え込まないようにしましょう。

まとめ

授乳期を終え、D-MERという症状があることを知った時、「私はおかしいんじゃないんだ、愛情不足じゃなかったんだ」と涙が出るほど安心しました。
再び妊娠した時は夫、助産師さん、保健師さんに相談しておきました。すると、事前に心構えがあったおかげか、2人目はD-MERを発症することなく、母乳育児をすることが出来ています。

これは私の体験で、個人差の大きいことだと思います。しかし、この経験が、今悩んでいる人たちの役に立てば嬉しいです。

全母がハッピーに子育てできますように。

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