【生活と思考 in Cambodia】no.2

Cambodiaに来て2ヵ月目。
任される仕事、やるべき仕事、
頂いて、また見えてきて、
キャパが8~9割の状態で
常に動いているという感覚です

それと同時に
上手くできない自分への不満
頼まれたのに忘れている自分への怒り
訳の分からないことを言ってくる上司への不満
いろんなネガティブな感情に
憑りつかれることもあります

そんな中、現在は日本から
10日間でビジネスの経験を積む
という短期プロジェクトメンバー
20人程の中高大学生が来ており

私は彼らに対して
メンターのという立ち位置で接し
どう彼らに考えてもらうか?
を試行錯誤している毎日です

まだCambodiaに来て1ヵ月半の
自分にメンターが必要な様な人間が
誰かのメンターなんて、、
という思いを抱えながらも
この仕事をなんとか受け入れています

その中で学ばなければいけないことが
メンターとしてどうあるべきか
ということです


メンターとしての極意

私がこのプロジェクトを通して
学んでいることといえば
ビジネスについて、ではなく
彼らにどう考えさせるか
ということです

メンターは助言者であり
答えを教える人ではありません
betterを知っていても
それを教える人ではありません

メンターについて学んだことを
ここにメモ書き程度に
そして未来の自分への置手紙として
残しておこうと思います

メンターをする上で
常に頭に入れておくべきことは
期待
宣言(責任)
承認
の3つです

自分が相手に対して
期待をかけている
ということを言動で示すことで
相手の仕事に対する
熱意が上がります

そこで相手に任務を与え
目標等を宣言してもらいます
それにより「誰かから言われた感」
よりも「責任感」が増し
やり抜く力強さが出ます

最後にその意思を承認
その上でやるべきことをクリアにして
目標達成への助言をすることが大切です

しかしながら、時に
自分が考えるbestな方向を
知っているばかりに
彼らをその方向へ仕向けてしまう
なんてこともありました

しかしながらその方向へ
向かわせようと仕向けることは
メンターの仕事ではないと思います

彼らの決定や意思を尊重し見守る
その上で失敗したのなら、何が原因か?
成功したのなら、何が良かったのか?
仮説は合っていたのか?
目的は見失っていなかっただろうか?

これらを彼らから引き出し
彼らの口から出してもらい
彼ら自身で自分を見つめなおす

たとえその出した答えが
自分の思った正解であろうとなかろうと
彼らが考え、導いた答えを尊重すること
それがメンターとして一番大切なこと
なのではないかと思います

私の上司

私は10日間という期間
何とかメンターを務め終え
それらを通して私の心の中で
大きく揺さぶられるものがありました

会社の上司への感謝です
彼らは仕事の意味や可能性から
私たちインターンに示し
自分が失敗してしまった時は
次どう変化させるかを考えさせ
良い報告をすれば
とてつもない笑顔でほめてくれます

また困ったときは
本当に頼らせていただき
モヤモヤした自分でも分からない何かを
相談しているにも関わらず
筋の通った答えを
いつも私に示してくれます

こんな風に思えるのも
自分がメンターとしての心意気を学び
また頼られる相談される嬉しさを学んだので
感謝する部分が大きいのかなと思います

思い返せば
初めて私が頂いた仕事も
私が「宣言」し「期待」され
そして「承認」して頂き
今の私のメインの仕事となっています

私は本当に
普段会社で働くことが好きで
平日が恋しくなるくらい
大好きな職場です

基本と核芯

最初の方に
「訳の分からないことを言ってくる上司への不満」
があると書きました

例えば魚を営業するにあたって
「魚の知識なんていらない」
なんて言われました
訳が分かりません

私は物を営業するにあたって
まずその商品を愛し
その商品に関する知識を集め
初めて営業できると思っていました

お客様には
「インターンだから知りません、で通ると思うなよ」
とか言われたりしながら
そんなモヤモヤした中
私は上司は教えてくれました

私が見ているのは基本の部分、であり
上司が見ているのは核心の部分、であると

そこらへんの営業がいくら調べ知識を入れたところで
それは時に知ったかぶりに見えてしまう、と

お客様が昔から魚が好きで
その魚製品周りについてだけでなく
予備知識が豊富であれば豊富であるほど
私の付けた営業文句は浅いことが
浮き彫りになってしまいます

だから分からないことは
その道のプロに、
魚屋さんに、聞けばいいんだよと

そこで私はやっと納得しました
上司は究極を話していて
私は基本を話していることに

これで一つ知恵が広がり
自分の手法が増えたように感じました

2ヵ月カンボジアで過ごして

この短期間で
Cambodiaよりも
会社が大好きになりました

最近社長から
自分について聞く機会を頂き
Cambodiaに来る前に
1年住むと決めてくる人は初めて

ということを知りました

私って決断力があるのかな?とか
モードに入った時に
進んじゃう性格なのかな?とか

これが単なる事実だとしても
私はこの10年の歴史ある会社の
「初めて」になることが嬉しかったです

また、社長から
本当に仕事が早い
と言われることは
私の誇りです

仕事が少ない今でしか
実現できないことかもしれないですが
何年もこの会社で働いている社長から
言われること言葉は
私にとって格別です

2ヵ月目のCambodiaは驚くほど
早かったです

時間にばかり追われる日々ではなく
自分の頭を整理整頓させ
テキパキ行動できる3ヵ月目を
過ごすことを目標に
この記事は示させていただきます

次回の記事は
番外編 Thailandでの出会い!です
お楽しみに~!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?