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【詩】 「光」

終わりのない暗がりの中で
わたしは光になりました

朝のざわめきを聞いて
わたしは空にのぼります

遠くのあなたに届くように
遥か高くの光になって

あなたが新しいものに立ち向かう時
こころに火を灯すように

目の前のことにつまずく時
足元を照らすように

寒さにおびえて震える時
温もりを忘れないように

あなたがわたしを懐かしんでいる
そんな時も
わたしはあなたのそばに在ります

あなたはそうして光を浴びて
なんども朝のざわめきを聞きます

あなたにいつか
この光が届かなくなっても

わたしがあの暗がりに消えても
わたしはあなたのずっと味方です

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