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社会人1年目の僕が初の海外出張の朝に財布をなくした話

こんにちは。
東京のとある企業ではたらく新卒1年目の「スムージー」です。

今日は、社会人になって初めての出張(それも海外出張)の日の朝に財布を無くすという私の個人的ニュースについてお話していきます。

そもそも新卒社員が海外出張に行くっておおごと

今回の海外出張の行き先はスイス!メンバーは私を含めて4人。うち1人はマネージャークラスで40代の女性。2人が中堅クラスで30代前半の男女。そして私というメンバーでした。
実は同様のメンバーで、今回の出張の2ヶ月ほど前にアメリカ出張があったのですが、新入社員だった私は経費削減の為にメンバーから外れていました。

ところが今回は、マネージャーの女性社員の方が、「スムージー君は英語が喋れるので現地に連れて行きます」と会社の経営層に掛け合ってくれたおかげで、勉強という意味もかねて出張に同行できることになりました。
大学時代に海外留学を経験していた私にとって、海外出張は大きなモチベーションであり、それが新卒1年目という早いタイミングで実現すると言うことで、先輩への感謝とともに大いに心を躍らせていました。

部の部長からは「俺ですら海外出張に行ったことないのに、1年目で海外かよ!」と言われ、同期からも「お前が行ってもできることないじゃん!」と冷やかされていました。どちらも「おっしゃる通り、、、」って感じですが、、
この時点で私は「上司は自分の将来性に期待してくれている。現地で学べることは全て学んでこよう」とやる気に満ちあふれていました。

海外出張の日の朝

海外出発の当日、予定よりも若干寝坊して起きたものの、余裕のある予定をたてており、かつパッキングもすべて完了していた為、スケジュール的には問題なし。タクシーを呼んで家を出発しました。少しソワソワした気分でタクシーに乗っていた私ですが、最寄りのJRの駅目前であることに気がつきます。

「あれ、、、財布がない、、!!!(汗)」

ポケットをひっくり返し、鞄の中をガサゴソと探し、タクシーの座席の下を確認しても、財布はない、、、
完全に家に忘れてきたと思いました。
「運転手さん、すいません、このまま家に引き返してもらえますか?」
この時点で予定の電車に乗れないことは確定。かなり焦りながらも時刻表をチェックし、20分程度駅⇔家を往復できれば問題無く空港には着けることを確認できた為、この段階ではまだ冷静さを保っていました。

財布紛失確定

タクシーを降り、マンションの階段を駆け上がって急いで家に戻った私ですが、ここでいよいよ冷や汗をかき始めます。普段財布を置いているテーブルの上に財布がないのです(汗)
完全にパニックに陥りました。家中を探し回りましたが財布はどこにも見つかりません。その後は家を飛び出し、家からタクシーに乗った場所までの範囲をくまなく捜索し、近所の交番に電話し、近所のコンビニにも財布が届いていないか聞きに行きました。

そうこうして探し回ること30分~40分ほど経っていたでしょうか、、、
もしかするともっと経っていたかも知れません。
いよいよ財布を紛失したことが確定しました。愕然としました、、、
モバイルsuicaを使っていなかった私は、財布を無くしたことで、現金、クレジットカード、suica全てを失ったため、成田空港にたどり着くことすら不可能になりました。

昨日まで心躍らせていた初海外出張が音をたてて崩れ落ちるようでした、、
出張という貴重な機会を失うのみならず、会社や上司からの信用も失っている未来の自分が頭の中を駆け巡っていました。

奇跡の大逆転

「終わった、、、」
「夢であってくれ、、、」
家で1人で四つん這いになりながら、1人でそんなことをつぶやいていました。その時の自分はまさにこんな感じ↓

この状態で1,2分停止していた私ですが、、、
「は!そうだ!!」と、あることを思い出しました。
「棚の中におばあちゃんからもらった2万円がある!!」
実はこの出張の一月ほど前に北海道に住む祖母が本州に遊びに来ており、
その際にもらった2万円が口座に
入れないまま家の棚に残っていたのです!

「おばあちゃんありがと~~~~」

そう叫んだ私はポチ袋に入ったままの2万円を握りしめ急いでタクシーに飛び乗りました。

これから海外に行くためある程度の現金を残しておきたかった私は、タクシー代をPayPayで払おうとしましたが、なんとPayPay用の機会が故障、、、「なんでやねん!!」と思いつつ現金でタクシー代4000円を支払い、電車に飛び乗った私、、、

そこからは超特急で成田空港に向かい、窓口が閉まる10分前になんとか到着
まさに九死に一生を得た、大波乱の初出張でした。


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