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むかしのクマへ おもううた

実はワタクシ、かなりのクマさん好きのようでして。

16年前に若くして病気で他界してしまった学友の影響で……。

それよりもまた、はるかむかし……彼女が元気だった大学時代に愛していた「くまのプーさん」のどこが良いかを熱烈に語ってくれました。

それからお互いに大学を無事卒業して……数年、彼女の死後。

なんとなく、ディズニー版プーさんのぬいぐるみや、フリーマーケットで売っていたクマさんのぬいぐるみを買うクセが出来て。

いつの間にか、うちにはたくさんクマさんたちが。

クラッシック・プーさんの本も持ってます♪

今回は、プーさんのモデルとも言われている、100年よりも前に、ロンドン動物園にカナダから来た子グマのウィニーに贈るウタを作ってみました。

Winnie win the wind,

Won with wonder dogs,

Let's open the window,

Let's play in the wind!

こぐまのウィニー、かぜにかつ
ふしぎなワンコたちと、いっしょに
さあ、まどをあけて
かぜのなかで、あそぼう!

語呂を合わせて英語のウタを作っていたら、勝つの過去形Won、ワン(ウォン??)といえば犬、でなんとなくのワンダーワンコさんたち登場。

AIさんに添削してもらったら、外で遊ぶ姿の見える、韻を踏んでいる素晴らしい歌だと太鼓判を押してもらえました(*^-^*)

なので、そのまま文法とかの修正もなしで、勢いのままにウタにしました。
そのあとに、日本語のウタに訳しています。脳みそバイリンガル♪


ウィニー、ウイニペグという、連れてきた兵士の故郷の名がついた女の子のアメリカグマ。とても人に懐いていたようです。ロンドン動物園で大人気の甘いものが大好きなクマでした。

第一次世界大戦を生きて、1930年代にこの世を去りました。

第一次世界大戦から第二次世界大戦に至るまでの暗い時代、おそらく兵役に出る若者と家族や、父として子どもを残して出征しなければならない男のひとたちの、動物園での貴重な家族との思い出だったことでしょう。

第一次世界大戦のあいだも、あとも、親を失い餓死する子どもたちも少なくなかったと思いますし、孤児となった子どもたちに与えられたクマさんぬいぐるみは温もりそのものであり、薬も不足して軽い病気ですら死んでいった子どもたちの代わりに、子を亡くしたお父さんお母さんが抱く、そうした存在のクマさんだったと思います。

くまのプーさんの誕生には、悲しみがあり、悲しみを包み込む優しさを、物語に込めてファンタジー、童話を作った。

そう思えてならないのです。大学時代、プーさんのように優しく笑っていた、プーさんを紹介してくれた友人を若くして失った私にとっては。

ディズニーもこの作品だけは原作の雰囲気を持つ絵柄を模索しましたし、エリザベス女王陛下が近年お亡くなりになられたときも、多くのクマさんがイギリス王室のお城に届きました。


現実世界では、危険な猛獣であることも分かっています。ほとんどは、クマ鈴や、猫のパンチや、大きな音や、で逃げ出します。しかし人間を襲うことに味をしめてしまう個体もいるので。

日本ではアーバンベアが出没して大変とは言うものの、クマさん好きな私としては大自然に出没して干渉してるのは人間のほうかもしれないよね……と思ってしまったりも。

日本の森林は造成された杉やヒノキが多いので、葉の枯れにくい、暗い人工の針葉樹林の下では、草もほとんど生えず。

エサになる草の茂みや、どんぐりやマツボックリや、野いちごもハチミツもないなか、生きていかなければならないクマさんたちも大変だよね、と。


……さまざまな想いを巡らせましたが、やっぱり私にとってクマさんのぬいぐるみは、ウィニーにウタを贈るくらい、今も特別なのです。

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