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知れば知るほどわからなくなっていくみたい。トランス女性と女性専用スペースのこと その2

それならばと考えた最初の案は、性器の形に関係なく、男性用の施設を使いたくない事情のある人はみんな女性用の施設を使うようにすればいいんじゃないかな、と思いつきました。

その人がどんな見た目だったり性別であるかは関係なく、女性に危害を加えない人であれば女性と施設を共用しても誰も被害を受けないし、いいんじゃないかなって。

(この場合の「危害」としてイメージするのは、まず性暴力。痴漢とか覗きとかも。これ、トイレなら個室で洗面所は洋服着てるし問題ないんじゃない?という人もいたけど、私は洗面所で無防備に化粧を直したりしているところを自分が異性だと思う人に見られたくはないです。あと、「女の園」を体験してみたくて興味本位で女性専用とされているスペースに入場されるのも広い意味で「危害」に入ると思います。女装が趣味の男性が「誰も女性だと信じて疑わなかったよ〜」とかいって女装の出来栄えを自慢して女性トイレの中で記念に自撮りしたりするのとか。直接、他に利用している女性に興味はないから害はないはずって言われても、それは男性スペースを利用したくない事情には当てはまらないしね。)

いや、でも待とう。

そうなると今は社会の中で一般的には女性だと思われる服装や容姿の人だけが使用することになっているから、危害を加えてきそうな人を見た目で警戒できてた。これが判断材料にならなくなったら、完全に自己申告の性善説でしょ?危害目的で侵入する人を排除できないから「安全地帯」でなくなるじゃない?

疑わしいと思った人には声をかけてみればと提案されましたが、残念ながらそれじゃ遅いんですよね。そもそも「特定の属性の人を排除する」安全地帯なのだから、声をかけてる時点でその人が「特定の属性の人」だったらもう施設に侵入されてしまってて意味がない。

このあたりから、もっぱら公衆トイレの形式について考えるようになりました。

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