見出し画像

正社員からフリースタイリストとしてスピードデビュー!「私にしかできないスタイリング」とは。

この記事では、「スタイリストスピードデビュー」を果たした伊賀 菜津美氏の「美容師人生」に迫ります。

皆さん、こんにちは。美容師さんをよりイキイキとした人生へ導くメディア Stylist UPです。弊社(株式会社RenBao)が運営しております美容師転職サービス Beauty Angelでは、累計3万人以上の美容師さんが登録・利用しており、美容師さんの「人生」を誠心誠意サポートしてきました。Stylist UPは、日々活躍されている美容師さんの「人生」についてクローズアップし、発信していくメディアです。

伊賀 菜津美 Natsumi iga
(株)Oasisが運営するサロンに勤務中。
他の業種でアルバイト経験などもされ、「もう一度0から美容師を頑張りたい」と思い、Beauty Angelで転職活動後、2021年2月に入社。
その後、10ヶ月で正社員のスタイリストとしてデビュー。


正社員からフリーランスへの決意

--現在の働き方について教えてください。

そもそも今の職場を選んだ理由には、教育面がしっかりしていることや、営業中の研修、アカデミー制度を持っているということがありましたが、カリキュラムを10ヶ月で終えスムーズにスタイリストデビューすることができました。

--スタイリストデビュー後の働き方はいかがですか?
また希望とされていたプライベート時間のお話も併せてお聞かせください。

デビュー後は入客も増え、指名もいただいており順調に進んでいます。

プライベート面については社員からフリーランスになったことで環境は変わりましたが、社員の頃にも規定数+有給休暇をいただいましたし、今は社員の時よりもさらに自由に取れるようになり、仕事とプライベートが両立できています。

--正社員からフリーランスへと切り替えられたきっかけはありますか?

一年ぐらいは正社員でやらせていただいていましたが、技術的に向上したことと指名数も増えてきたことでいただける歩合のことを考えてフリーランスに転身することにしました。

「寄り添う」が自分の目標

--美容師になろうと思ったきっかけを教えてください。

そもそも小さい頃にお母さんのが通っていた美容室についていった際に、お母さんに手際よく施術を行う美容師さんに憧れを持ったことがきっかけになっていると思います。また中学生ぐらいから友人の髪の毛を切ったり染めたりしており、その時に喜んでもらえたことはきっかけになるのかと。小さい頃からわりと社交的な性格で、メイクやおしゃれなども周りと比べると気にする方でしたし。そんな流れの中でなんとなく将来は美容師なるのかなと思いながらいたら実際に美容師になってしまったという感じです。

なので、私を含め親も将来は美容師になるのだろうと思っていたためか、進路を決める際にもこれといって迷うこともなく進むことができました。

--ちなみに目標とされている美容師さんはいらっしゃいますか?

具体的に目標としている方はいないのですが、先ほどお話ししたような小さくてもご自身のサロンで常連のお客様を大事にされているような方を目標としています。

--伊賀さんが人生の軸(これを大切して生きている)とされていることはなんですか?

仕事でもプライベートでも、日々の業務や時間に追われることがあっても、一人一人の相手を大事にその方の気持ちに寄り添える存在でいたいと自分では思っています。

--人間関係というところでしょうか?

そうですね。例えば以前パニック障害や聴覚障害のお客様を担当することがあり、そういった美容室に気軽に来ることができないお客様や、一般的な接客方法ではちょっと・・・という方にも気持ちよくご利用いただけるように、《私が一人一人のお客様に出来ること》を考えるようにしています。

--では伊賀さんが美容師として楽しいと感じられたエピソードがあればお聞かせください。

先ほど申し上げたパニック障害をお持ちのお客様(20代前半の女性)には初めて担当させていただいた時から毎月指名をいただいているのですが、美容の技術面ではない部分で感謝の贈り物などをいただき、お客様と美容師という関係以上の心のやりとりのようなものが感じられました。

また別の聴覚障害のお客様とは、筆談でコミュニケーションを取って施術の流れを説明し、施術の終わりには、「こんな対応をしてくれたのは初めてで嬉しかった。またあなたに担当をお任せします。」というような言葉を直接いただけたことで、自分の対応がお客様に満足していただけることができたのかなと思える経験になりました。

--逆に辛かった経験などは?

なるべくお客様に寄り添えるように努めているのですが、自分のアピールポイントと思っている接客姿勢が逆に合わなかった方からクレームなどをいただくと、見直さなければいけないのかなと思うことがあります。

--その一人一人に寄り添うというコミュニケーション術はどのようにして身につけられたのですか?

もともと人見知りだったことや、周りを気にしすぎる性格だったことから、お客様が美容師に合わせることに違和感を抱き、できれば美容師である私だけがお客様に合わせられるようになれると良いのではと思いました。

一歩進んでわかった大切なこと

--将来的にはどのような美容師になりたいとお考えですか?

スタイリストになる前はこのまま会社などで働いて、正社員スタイリストになるなどして、仕事をこなしていくというようなぼんやりとしたイメージでしたが、フリーランスになり指名をいただけるようになって、これからもこの関係性を続けていけるような環境を作っていきたいと感じるようになりました。

例えば独立をして、ずっと通ってきてくださるお客様をもっと大切にしていけたらと思っています。

そういう意味では気持ちの面でも、当初は「多くのお客様を施術したい」という一方的な気持ちでしたが、私が休日の日を避けて予約を取っていただいていることで、必要とされているということを感じられるようになったことで気持ちも変化していきました。

--ではお店の出店は東京と地元のどちらと考えられていますか?

今ははっきりと考えているわけではありませんが、後々は地元でと考えています。ただこちらにも好意にしていただいているお客様もいますし、こちらに残って続けていくこともありえますし、例えば結婚して子供を産むタイミングなどで地元に戻ることもありえるかなと。。。笑