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帰国0日目、すでに日本を感じた件

香港を経由して飛行機に乗り、日本に無事たどりつくことができました。いまはいろいろと雑務に追われながらも久々の日本を堪能しています。

今日はそんな日本での体験の中から、まさに飛行機で降り立ったその直後から押し寄せてきた「日本らしさ」のことについて書いてみたいと思います。

みんな愛想がよくて丁寧

夕方ごろに香港を立ち、日本に到着したのは深夜でした。

あまり人が乗っていない便を選んだうえ、座席が前の方だったこともあり、僕は着陸した飛行機から真っ先に降り、ひとり空港内をずんずんと進んで行きました。

静かな構内を進んでいくと、空港職員のみなさまとすれ違うのですが、そこからしてすでに日本が溢れていました。というのも、職員のみなさま対応が、恐ろしいくらいに愛想が良く、丁寧なのです。

目が合うと(むしろ合わなくても)マスク越しにわかる微笑みとともに会釈をしてくれたり、人によっては「おかえりなさい」とまで言ってくれました。それだけでもう、「ああ、なんか日本だなあ」と思わせてくれました。

そしてびっくりしたのが、すれ違う職員のみなさんが全員、自分の進む方向を誘導してくれたのです。手のひらで進行方向を指し示しながら、「こちらへどうぞ」という声がけとともに送り出してくれるのです。

「全員」というのは大げさに言っているのではなく、警備員の方から検疫のスタッフに至るまで、本当に全員がそうしてくださいました。僕が先頭で降りて一人で歩いていたこともあるのでしょうが、それにしても丁寧だなと思いました。

とてもありがたい反面、居心地の悪さというか、「ここまでする必要あるんだっけ……?」という違和感も正直にいってありました。なんというか、多少道に迷おうが最終的にはどうにかするし、そこまで構わなくてもいいのにな、とはちょっと思ってしまいました。

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