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隣り合わせの廃と青春14 新エピソード「火竜の棲処」実装

さて、ナイトの作成を決意し、順調にレベルを45にしたあたりで、新エピソードが実装されることになった。

前回、「MMORPGの仕様変更は避けては通れぬ道なのである。」と述べたが、これが最も行われるタイミングは何か。
そう、それが大規模アップデートである。リネージュでは「新エピソード追加」と言う形で行われる。

現代でこそ、ゲームの頻繁なアップデートは当たり前のこととして受け止められているが、コンシューマーゲームが中心だったあの時代、「新ダンジョンが増えるぞ!世界が広がる!」なんて話は俄には信じがたく、本当にビックリしたものだ。

MMORPGにおいて、大規模アップデートは華でもあり、同時に闇でもある。
新アイテムや新ダンジョンの実装、ゲームバランスの調整、それに伴う既存アイテムやクラスの有用性の変化…挙げればキリがないが、まさに天地がひっくり返るようなもの。STR型ウィザードの悲劇がまさにそれにあたる。

リネージュは、新エピソードのリリース時には、実に大味な実装を行っていた。
というのも、エピソード開始時点ではめちゃくちゃなドロップ率などでガバガバに実装し、後から徐々に絞っていくことが多いのだ。
クラスの強さについても、最初はめちゃくちゃ強かったが、徐々にナーフされていくのが慣例である。
そんなわけで、私見ではあるが、先行者利益が物凄く、攻略法がある程度知れ渡る頃には非常に不味くなっていくというのがリネージュのゲーム性である。

これは私の性格…「論理を積み上げて、戦略を立て、攻略したい」と非常にマッチしていたようだ。他人より先に美味しいやり方を見出せれば、めちゃくちゃ儲かるってことなのだから。
そう、リネージュにおいて最高の戦略とは、新しいエピソードに適応し、美味しい狩り方を確立させることなのだ。

そんなわけで鳴り物入りで実装された新エピソード「火竜の棲処」だったが、果たしてインパクトは凄まじいものだった。

・新フィールド、火竜の棲処(通称火山)の実装
 →上に登れば登るほど難易度が高くなり、ドロップも良くなる上級者向けフィールド。DVCより難易度が高いとの触れ込みで、皆ワクワクしたものだ。

・最強のドラゴン、火竜ヴァラカスの実装

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※火山の火口に鎮座しており、視界に入った瞬間にメテオストライクで(比喩ではなく)一瞬で殺される。まさに最強の竜!

・ナイト最強の武器、「ツルギ」の実装。
 →みんなの憧れ、最強の聖剣。生成するための高額な素材を集めていた人も多数。

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※画像で見るとただの棒にしか見えないですね笑

・新ボス「イフリート」「フェニックス」も実装。
 →ドロップも豪華な新ボス。

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※実装からしばらくはそれほど強くもなく、ナイト1人やサモナーでも倒せた。

私はといえば、試行錯誤を繰り返し、サモナー単騎でも火山で狩りになることや、うまくやればイフリートやフェニックスを倒せることを発見し、これはうまいと通い詰めていた。
実装当初はパーティーハントで行く場所と認識されていたことや、まだまだここでボスを狩る人が少なかったので、結構ボス狩りも出来た。

だが、「火竜の住処」のヤバさはこんなものじゃなかった。ワールドが根幹から覆るような、どデカい出来事が起きたのだ。

投げ銭はありがたく受け取ります! ※リネージュには1銭たりとも使われませんので悪しからずご了承下さい。