隣り合わせの廃と青春4 アデンの大地に立つ

さて、MMORPGに限らず、RPGにおいてキャラメイキングが至福の時間であることに議論の余地はないだろう。

リネージュは、2001年当時、以下4種のクラスを選んでキャラを作成することが出来た。(エルフは職業ではなく種族では?と今でも疑問)

【クラスの概要】
 ナイト:肉弾戦最強、魔法は基本使えない。唯一「ブレイブポーション」(旧名:感情拡大ポーション(勇気))という怪しい薬を使ってのドーピングが可能。
 エルフ:魔法も肉弾戦もある程度イケる。弓を使うのが1番上手。
 ウィザード:魔法が全部使える。一方で肉弾戦では、特殊なパターンを除き基本的には不向き。
 君主:唯一血盟を設立出来る、ある意味最重要なクラス。なお戦闘力は5以下のゴミ。

確かまともなマニュアルなどなかった(見てなかっただけ説もあるが)ため、上記のような知識は当時はなかったが、Yも私も単に好みでウィザードを選択した。
ちなみにステータス割り振りはなんとランダム。今でいうリマイニングポイント(ステータスを好きに振り分けてキャラの個性を作る)といったものの実装はもう少し待たねばならなかった。

ともあれ、私のリネージュ初めてのキャラが完成し、アデン(リネージュの舞台)の大地に降り立った。これはまさに、小さな一歩だが偉大な一歩である。

しかし世の中は厳しいもの。
今でこそ、リネージュというゲームはかなり初心者に優しいチュートリアルが実装されているようだが、当時は攻略サイトというものがあることも知らず、まさに未知の世界に投げ出された赤子の状態。

果たして、「カカシを見つけて殴ってレベルを5まで上げる」ことを理解するまでに、犬やら猪やらの野生動物(ゴブリン、スライムといった定番の雑魚モンスターですらない!)に虐殺される日々が始まるのであった。

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※上記画像はリネージュの猪。後に数々のダンジョンを踏破した私のリネージュ歴の中でも、「こいつはマジでやべえ」と思ったランキングトップ10には入ると思う。

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