No.28 史上最強の哲学入門

若干ジャンルが変わります!続いてはこちら!

皆さんは高校の倫理の授業は好きでしたか?
僕は大嫌いでした。理由は色々ありますがその1つとして

「哲学者って何言ってるかわかんね....」

というものがあったと思います。
今回は自分の倫理嫌いを克服する一冊として活躍してくれたこちらの本を紹介します。

目的

哲学について学び直すキッカケとして

学び

哲学者は思った以上にロジカルに物事を考えている。

お気に入りは「サルトル」「ニーチェ」「ソシュール」

どの哲学者が好きかとかでその人の価値観とかが分かりそう

メモ

第一ラウンド 真理の「真理」

プロタゴラス
全ての概念は人間の尺度で決めたものに過ぎない。

ソクラテス
最強の論客!!!!!!(バキ風)
無知を自覚してこそ「真理を知りたいと願う熱い気持ち」が胸の内にわき起こってくる

デカルト
「疑っている自分」という概念は疑えないよね><

ヒューム
神への懐疑(結構度胸ありますね。笑)

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カント
「人類共通の一定の形式がある。それはすなわち、その共通の形式に基づく範囲内では、みんなが『そうだね』と合意できる概念がつくり出せるということだ。」
つまり「真理とは人間によって規定されるものである

ヘーゲル
戦わせまくってればいつか最終的にはいいものにたどり着くよね?(弁証法)

キルケゴール
「私にとって真理だと思えるような真理。」(死んじゃうの?!?!)

サルトル
人間は自由の刑に処せられている
自由とは、何が正しいのかわからないのに『好きにしろ』と放り出されてしまった不安定な状態のことである

でも、それについて誰にも文句は言えない。なぜなら、自分で選んできたことだからだ。だから、その選択で失敗しようが後悔しようが、その選択の全責任を負わされる……。

レヴィ=ストロース
文化は他のところにもあるし、
社会間に優劣はないよ、目指すべき文化・社会なんてものもないよ。

レヴィナス
他者とは私が殺したいと意欲しうる唯一のものである」。

第2ラウンド 国家の「真理」

プラトン
哲学者こそ国家の支配者じゃ!(哲人王思想)
イデアを知ることができる優秀な哲学者が王になるべきである。もしくは、王は哲学を学ぶべきである

アリストテレス
紀元前の遥か昔でありながら、「国家(政治体制)がどのように腐敗し、どのように移り変わっていくか」という、その後二五〇〇年近くもの歴史の展開をすでに予測済みだったのでである。(天才)

ホッブス
「他者を殺す自由を放棄した見返りとして安全を得る──すなわち、国家とは、個人の自由を放棄して手に入れる安全保障システムなのだ!」
リヴァイアサン

マルクス
アダムスミスの提唱した神の見えざる手の問題点を指摘(共産主義)

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第3ラウンド 神様の「真理」

エピクロス
快楽主義(快楽に溺れるという意味ではない)
当たり前のように生きるということ

彼は、他者を気遣い、人を愛し、論敵ですら温かい気持ちにさせる、そういう生き方を実践していたのである。

イエス・キリスト
ドM???笑

アウグスティヌス
とっっっっっても正直な人
彼は、自伝で、「性欲、我慢できねええええ! 下劣な情欲に燃え上がってましたああ!」的なことを告白してしまうぐらい正直だった。

ニーチェ
宗教や道徳なんて弱者のルサンチマン

彼らは、それを手に入れられない弱者であるからこそ、弱者である状態を惨めに思わないように、弱者であることに価値を見いだす幻想をつくり出しているだけなのである。

非自然的な幻想。弱者救済システム。それこそが、「信仰」や「道徳」の正体

「神は死んだ」

「強くなりたいという意志をしっかりと自覚し、それから目を背けない」

これが超人思想!!!!

第4ラウンド 存在の「真理」

ニュートン
万有引力はこういう風に生まれた!

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バークリー
存在するとは知覚されることである

ハイデガー
「存在」とは人間の中で生まれるもの
ハイデガーの本が「存在なき存在論」と言われているのはハイデガーの本が途中から人間論みたいになってしまい、結論が述べられていないから。
哲学界最大の謎とされている。

ソシュール
存在とは価値を見いだされて初めて存在する。

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存在とは存在に「価値」を見いだす存在がいて、はじめて存在するからである。


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