No10. 1兆ドルコーチ
続いてはコーチングを学ぶ際に必読書として紹介されていたこちら。
この本を読むまではもちろん知りませんでしたが、コーチングをしていた相手が大物過ぎてビックリしました。笑
目的
コーチングを学ぶにあたっての必読書として紹介されていた。
コーチングが実際にビジネスの現場でどのように使われているかを学ぶ為
学び
組織においては「人」が1番大事な資産である。
個人よりチームを優先する、チームファーストを実践する。
利他の心を忘れずに、他人に関心を持って接する。
メモ
最高のチームの条件
①心理的安全性
②明瞭さ
③意味
④信頼関係
⑤影響力
Chapter 1ビルならどうするか?
ビルは周りの人に愛されているコーチでした。
死んだ後もこのコーチングメソッドが廃れないように彼のビジネスコーチングのスタイルを「コード化」することにした。
Chapter 2 マネージャーは肩書きが作る、リーダーは人が作る
どんな会社の成功を支えるのも、人だ。マネジャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ
ビルは何よりも「人・人材」を重要視している人でした。
また、人のパフォーマンスは職場環境と相関関係があります。
皆さんも雰囲気が良い職場で働くと、自分のパフォーマンスも上がった、という経験があるのではないでしょうか?
1on1は、部下が実力を発揮し、成長できるよう手助けできる最良の手段だ。そこで話し合うことはじっくりと考え、時間をかけて準備せよ。
自分の会社でも上にあるリストのようなものを参考に1年の評価を行なっています。
会社に少なくとも1人はいる、天才型の人とは下記のように付き合うと良い。
彼らがパフォーマンスを発揮できるようサポートし、彼らとの争いに費やす時間を最小限に減らそう。その分のエネルギーを、彼らが問題行動を抑えられるようコーチすることに注ぎ込もう。
このような場合もチームを傷つける、倫理に反する行動は絶対に許しませんでした。
報酬は経済的価値だけでなく、感情的価値の問題でもある。
給料が上がることで自分の価値を会社が認めてくれたように感じますもんね。
Chapter3 信頼の非凡な影響力
オペレーショナル・エクセレンスが少しでも欠けた状態を許さない文化を醸成することだ。株主のためだけでなく、チームや顧客のためにも、結果を出すのが経営陣の仕事だ。
どのビジネス書にもありますが、どんなに努力をしても結果が出なければ認められないのがプロフェッショナルの世界です。
心理的安全性とは...
「チームメンバーが、安心して対人リスクを取れるという共通認識を持っている状態であり……ありのままでいることに心地よさを感じられるようなチームの風土である」
人は自分の欠点について話したがらないからこそ、正直さと謙虚さが必要になる。
コーチ、さらには自分に対してどこまで正直になることができるかが、コーチングを成功させる秘訣です。
「誰かの言動に腹が立ってイライラしたら、いつも一歩下がって、彼らがうまくやっていることやよい面を無理にでも考えるようにしている。必ず何かしら見つかるから、人前にいるときはそれをほめる。建設的なフィードバックはできるだけ早く与えるよう心がけているけれど、相手が安全だと感じているときだけにする。自分は安全で支えられていると相手が感じていることを確認してから、『ところで』と言ってフィードバックを与える。
ビル流のフィードバック方法です。よく部下が話をしている途中で遮って話始めてしまう、なんて経験はないでしょうか。
Chapter4 チームファースト
チームを最適化すれば大体の問題は解決します。
問題や機会に直面したら、最初のステップは、適切なチームを適所に置いて問題に取り組むことだ。
課題・問題に直面した時、チームを正しい状態に導くことができれば問題の解決は自然となされます。
ビルが求めた4つの資質
①知性
②勤勉
③誠実
④グリット
4については日本語では根性という理解が正しいかと思います。
倒されても何度でも立ち上がる情熱と根気強さが大切です。
→つまり、毎日仕事に出て来て精一杯働き、インパクトを残す人。
ビルは代名詞にも注目した。「私」(自分第一主義の証)と「私たち」のどちらを多く使うか?
これはドキッとしました。いつも「私」を多く使っていたので。笑
勝利できるかどうかは、最高のチームを持てるかどうかにかかっている。そして最高のチームには、女性が多い。
皆さんのチームでは女性はどれくらい活躍していますか??
勝利をめざせ。だが献身、チームワーク、誠実さをもって、つねに正しく勝利せよ。
リーダーは先陣に立て物事がうまくいかないとき、いつにも増して「誠意」「献身」「決断力」がリーダーに求められる。
メンバーのことを知り、気にかけると、チームを導くことはずっと楽しくなり、チームは実力を遺憾なく発揮できる。
他人をコントロールするのではなく、まず相手がどんな人間かを知るところから始めるのが良いチーム作りへの第一歩になります。
Chapter5 パワーオブラブ
彼は人間の部分と仕事の部分を分けず、どんな人もまるごとの人間として、つまり仕事とプライベート、家族、感情など、すべての部分が合わさった存在として扱った。そして彼らの一人ひとりをひたむきに、心から大切にした。
これは本当に難しい。現代の社会ではワークライフバランスという名のもと仕事とプライベートが完全に切り離されて考えられている為、なかなか実践するのは難しいですよね。
ラインを引いたものが僕のお気に入りです。笑
成功するギバーになるということは、誰にでもいつでも何でもしてあげるということではない。自らの負担より、他人を助けることのメリットが上回るかどうかを意識する必要がある」
YESマンになることではないです。
ビルが大切にしていた愛がもう一つある。それは、創業者への愛だ。会社を起こすガッツと才能のある人たちは、ビルの心の特別な場所を占めていた。毎日が圧倒的に不利な状況での生死をかけた闘いだと理解するだけのまともさと、自分は絶対成功できると信じるだけのクレイジーさを持ち合わせた人たちだ。こうした人材をつなぎとめておけるかどうかが、あらゆる会社の成否を分ける。
やっぱり創業者はすげぇ.....
プロの経営者を迎えることで会社経営はうまくいくかもしれませんが、会社の魂やビジョンは失われてしまう可能性が高いです。
Chapter6 ものさし
才能を生かせ自分がとくにうまくできること、自分を差別化していることを探せ。自分に目的意識を与えてくれるものは何かを考えよ。それらを生かそう。
50歳からが人生で最もクリエイティブな時期です。
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