2020年日本ダービー予想:サリオスは馬券に不要

速報:サリオス、ヴェルトライゼンデは買わない

いよいよ今週末に迫った日本ダービー。史上初の無観客開催、2週連続で無傷の二冠馬が誕生するかなど楽しみな話題が満載です。

確かに世代の頂上決戦を目の当たりにして「ダービー馬」の誕生をただただ喜ぶ、それもひとつの競馬ファンの姿だと思います。

しかし、私はしっかりと予想して、願わくば当てたい。

ダービーだからこそ当てたい。

世間は皐月賞の1着、2着馬、コントレイルとサリオスの2強ムード。果たしてコントレイルが二冠を達成するのか、2強で決まるのか。

私の結論は速報として冒頭に書いた通り、サリオスは馬券に絡めません(ついでにヴェルトライゼンデも)。その根拠は以下のとおりです。

過去10年の結果から導くダービー2着以上になる資格

1.1着馬の条件

1.芝左回り1800m以上のレースを勝利していること

or

2.2000m以上の重賞レースを勝利していること

and

3.今回乗り替わりがないこと


2010年以降の過去10年、ダービー馬には上のような共通点がありました。

1.芝左回り1800m以上のレースを勝利していること

新馬戦でも重賞レースでもなんでも良いですが、東京・新潟・中京のいずれかのコースで勝利していることが条件です。

以下の馬たちがこの条件に合致していました。(6頭)

ロジャーバローズ2019、ワグネリアン2018、レイデオロ2017、
ドゥラメンテ2016、ディープブリランテ2012、オルフェーヴル2011

とりわけ近4年の勝馬がすべてこの条件をクリアしているというのが、近年の傾向とリンクするということで心強いです。

さらに該当しなかった4頭(マカヒキ 2015、ワンアンドオンリー 2014、キズナ 2013、エイシンフラッシュ 2010)には、2.2000m以上の重賞レースを勝利しているという共通点がありました。

2000m以上の重賞、現在7レースが該当します。<京都2歳S、ホープフルステークス(ラジニケ)、京成杯、弥生賞、皐月賞、青葉賞、京都新聞杯>

【考察】なぜこれらの条件を持っているとダービーで好走できるのでしょうか。ひとつは陣営の期待と思惑にあると思っています。ダービー馬になるような馬に対しては、ダービーが少しでも視野に入った時から陣営はダービーを目指すように動くでしょう。その思惑の一端がレース選択にも表れるのだと思います。

・距離適性を見込んで長めの距離でデビューさせよう

・距離適性を見るために長めの重賞を使っておこう

・本番と同じ左回りのレースを経験させておきたい

・輸送も経験させておきたい

などなど、ダービーをとるために陣営が思い描いた課題を、勝利という最高の結果で応えてきた馬こそがダービー馬になれるのだと思います。

(ウェットな見解ですが私はこういうのが好きです笑)

そしてさらにもう一つの条件である3.今回乗り替わりがないこと。

これもウェットに言えば、この馬・このジョッキーでダービーに向かいたいという陣営の思いがそうさせているのでしょう。

昔と違って(主に外国人ジョッキーに)バンバン乗り替わりが昨今においても、変わらずこの条件が残るということは、「オカルトであり怨念めいたなにか」と思う以外にありません(言い過ぎでしょうか)

だって乗り替わりで勝利した最後が1985年のシリウスシンボリですよ。サートゥルナーリアですらぶっ飛ぶんですよ。2019年の出馬表を今振り返ってみると本当に負けようがない面子ですよ。もはやホラーです。

1−1.1着有資格馬は5頭

この条件で今回のメンバーを見渡すと以下5頭まで絞られます。

5コントレイル、3ワーケア、9ダーリントンホール、8ビターエンダー
13ディープボンド

2.2着馬の条件

さて、過去10年の2着馬の共通点はというと、

実は1着馬で挙げた1.芝左回り1800m以上のレースを勝利していること、ないしは、2.2000m以上の重賞レースを勝利していることという条件は1頭の例外を除き2着馬にも当てはまりました。

なおその1頭の例外はサトノダイヤモンド(2016)です。ちなみに11年前2009年の2着馬リーチクラウンもこの条件からは漏れてしまいます。

しかし、サトノダイヤモンドとリーチクラウンはともに3.皐月賞で2番人気以上であった、つまりクラシック戦線の主役として評価されていたが、皐月賞では敗戦してしまった馬だったという共通点を見出すことができます。

2ー1.2着有資格馬は8頭

この条件で絞ると8頭が残りました。

5コントレイル、15サトノフラッグ、3ワーケア、9ダーリントンホール、11ガロアクリーク、8ビターエンダー、13ディープボンド、14マイスタイル

ここでもサリオス(ついでにヴェルトライゼンデも)がいません。どんなにあっても3着と予想します。

とはいえ、1着候補で5頭、2着候補で8頭もいたら絞り切れてなくないですか?ここで最後の絞り込み、枠順と人気です。

2ー2.3番人気未満の外枠は軽視

やっぱり内枠(1〜9番)が有利なんです。

過去10年で見ると、外枠3頭で決まったのは2012年のみで3着以内に必ず1頭は内枠の馬が絡みます。逆に内枠だけで決まった年は4回もあります。(2010、2011、2013、2016)

さてに外枠(10番より外)✖️3番人気未満で馬券に絡んだのは、30頭中で4頭(フェノーメノ(5番人気)、トーセンホマレボシ(7番人気):ともに2012、ワグネリアン(5番人気)、エポカドーロ(4番人気):ともに2018)だけです。

余談ですが、2012年といえば近年のダービー週での以上な前残りが顕著になり始めた初年度だったように思えます。2強オッズを形成していたワールドエースとゴールドシップが追い込み届かず、人気薄の先行馬が先行ガシガシクチャおじさんの早じかけにも関わらず残ってしまうというレースでした。

ということで、やはり上位には内枠の馬をとるべきですし、3番人未満の外枠(10番から外)はきたら事故と割り切るくらいの腹決めがあってもいいと思います。

結論:◎5コントレイル ◯3ワーケア ▲8ビターエンダー △9ダーリントンホール △15サトノフラッグ

サトノフラッグは想定4番人気なので念のため外枠でも2着までということで抑えました。

推奨馬券①:3−5ワイド・馬連

本命対抗ばっちり(◎デアリングタクト◯マリリン)なのに外した先週オークスの反省を活かして、ワイドと馬連が本線。

推奨馬券②:3・8・9・15ワイドBOX

万が一コントレイルが飛んだ場合の安心保険。というか調教師の距離への泣きコメントは少し気になりますね…

推奨馬券③:5→3・8・9・15→全(64点)、3・8・9→5→全(48点)

3着馬ははっきりいってなんでもありです。ダービー3着以降一勝もできずに引退するなんて馬もざらです。なので三連系を狙うなら3着は全通り流しがオススメです。余裕があれば3・8・9→5→全も抑えたいですね。

推奨馬券④:3・8・9→3・5・8・9・15→全 (192点)

一番夢のある馬券がこれ。コントレイルが吹っ飛んでその他の予想が完璧だった場合はこれでひっかかる(はず)。しかも当たったら相当でかい馬券になる(はず)。買い目を抑えたいなら3・8・9のどれか1頭ないしは2頭に絞るのもありでしょう。

うーん、買い方は直前まで悩みそうです。

3−5のワイドは前日発売段階で買っておいて、その他どこに厚くいくかを考えていきたいですね。

追記:前日段階で3・5・8のワイドは買ってしまいました。

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