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[留学体験記]#18カナダで去年の夏に仕事をもらうまで…64件

さて、今回はカナダで2年生終わりにめちゃめちゃ苦労した話です。今からちょうど一年前にさかのぼります…短く書きますね(笑)

一年前…

カナダにはCooperative Job=Internと呼ばれるものがあります。Co-opです。それは、①3か月~12か月②正社員と働く③週40時間④最低賃金の労働です。まぁ判断は間活かせますが、こう書くと聞こえが悪いですね(笑)

カナダでは基本的にこの経験をしていないと新卒で雇われません。特に、大きな企業でCo-opをした人は、その企業から内定をもらうことが多いです。理由は、

①企業が学生の能力を理解している

②学生の企業理解度が高い

と双方のミスマッチを無くす目的があったりします。(日本も導入すればいいのになぁ~?<=これはどっかでまた書きます。)

そして、僕はそもそも留学、この大学を選んだ理由が「海外での就職の階段があるから」です。なので、もれなく2020年1月から色々な企業に応募し始めました。

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まぁ結果は目に見えていて、全落ちでした。僕もこれは予想していて、「海外から来た、カナダで働いたこともない学生」が早々簡単に職が手に入るなんて甘え考えはしていなかったおかげで、その後も応募し続けました。

そして、大学から1時間ほどのところのIT会社にオファーを頂けました。しかし!3月ごろにコロナで状況が一変し、取り消されました

これにはこたえました…それでもまぁ「しょうがない」と心を切り替えられたのは、今迄の人生の打たれ強さがあったからですね。

さて、その後も続けて、4月になり、もう夏は日本帰るか…ん?帰れない…となったので、夏は残ることに…いやぁこの時は本当にストレスで体の異常が出まくりでした。(これも他の時に…)

それでもどうにかして色々なところへ応募し続けた結果、最後にAcadia Students' Unionと呼ばれるNPOにオファーをもらいました。これが64社目でした。日本じゃインターン応募するのに64社なんて考えられない…

何をしていたか

さて、ここまではどんな道のりだったかです。これ以降は「どんな仕事をしていたか?」です。興味のない方は飛ばしてください。

僕が所属していたのは経理部でした。しかし、上司に頼まれたのは「他の部との文書管理ができないから、どうにかしてくれ」とのことでした…

これを言われた時は「あちゃー、また無理難題を(笑)」でした。それでもどうにか解決策として、クラウドシステムを導入に至りました。いやぁー、本当に導入が決まった後が大変で、どうやって他の部のビジネス業務として定着させていくか、どんなプロセスが大切か、どこを気にしないといけないのか、どこまですべてを統一してどこまで部ごとに変えるか…何度も試行錯誤の結果、今でも通常業務として定着しまいた。

その後にやっていたのは、通常経理で、決算を締めたり、サプライヤーへの支払いを済ませたりで、大学の授業でもプロセスはやっていたので大丈夫だったのですが、一番苦労したのはBank Reconciliation(BRec)でした。

BRecとは、銀行のステイトメントと、自分たちの会計システムの情報が一位しているか、ということです。何が問題だったかと言うと、会計システムの情報とは、それぞれのメンバーがインプットをするので、人それぞれの勝手な省略や、自分にしかわからない言葉を使って情報を打ち込んでいるので、まぁまぁそれが理解できていませんでした。同時に上司も僕が入る2か月前にNPOに入ったので、上司も僕もわからないとなり、どうにか電卓を一日中叩きまくって、300個ほどの数字を照らし合わせていきました。(短く書くとこんな感じ)

今どうなのか

さて、Co-opが6月から9月の上旬で終わり、学校に戻ります。実は、ここで上司に「まだ残ってくれ」といわれたので、今はアルバイト的な立ち位置で、就業時間を減らして仕事を手伝っています。2月から後任のCo-opが来るので、僕はトレーナー的な存在となり、教える立場になりそうです。

終わりに。

1つのインターンをカナダで得るまでに、64回、履歴書を書き、面接の練習をし、落ち、それを繰り返す。途中心が折れそうになりましたが、どうしても自分がカナダに来た理由を思い出しながら、どうにか自分を鼓舞し続けることで、インターンを経験し、今でもそこの職場にいます。夏で終わると思っていたのが、結果今でも続いているのは自分でも驚きです。

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