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アルゼンチンのタンゴ発祥地『カミニート』

カラフルな家が立ち並ぶカミニート。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(BsAs)の観光名所でもあります。

訪れたのは2007年3月
秋になりかけたアルゼンチンは日中暑いものの、朝晩は冷え込む季節でした。

カミニートってどんなところ?

かつてヨーロッパの船が行き来していた大きな港町でした。
その名残は見ることができます。

物資の他にも、イタリア移民がたどり着いた場所でもあります。
貧しいイタリア移民が作った文化が垣間見れる場所なんですよ。
母を訪ねて三千里のマルコもイタリアからお母さんを探しにアルゼンチンに来ましたよね。
この港についたのでしょうね。

現在は手が入れられ、レストランやお土産屋さんになっていますが、カミニートの家は、キッチンのある中庭を複数の家で共有していた特徴があります。

カラフルな理由

イタリア移民の伝統で、それぞれの家が異なる色で塗られています。
また、決して裕福でなかった移民達が、業者の残り物の塗料で塗ったのも理由の一つです。

1950年頃になると、建築家やアーティスト達によって壁画や彫刻が作られた、街の再生を行いました。
まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、ワクワクする雰囲気がありまよ。

タンゴの発祥地

カミニートはタンゴ発祥の地としても有名です。
貧しい移民が楽しんだのは、タンゴの音楽と踊りでした。

観光客が多いことから、街中でタンゴを踊ってくれる人もいます。
踊れない私が言うのも失礼ですが、ヘタクソなんですよ。
連日タンゲーラに通い、ショーを見てしまった後だから、余計にそう感じたのかも知れません。
でも、こうやって楽しみで踊っていたものなんだなーなんて勝手に思いました。

実際は仕事で踊ってた人たちなので、休憩中の姿はイベントの着ぐるみを抜いだ人のようにまったりしてましたけど。

そんな訳で、カミニートでも本場のタンゴが見られる場所があります。

マラドーナの出身地域

サッカー選手のマラドーナ、名前を知らない人はおそらくいないでしょう。
ここはマラドーナの出身地としても有名です。
正確にはマラドーナのいたボカ・ジュニアーズのチームがこのボカ地区にあるのです。
アルゼンチンリーグで史上最年少でプロデビューをしているんですよ。

そのため、マラドーナのそっくりさんや、マラドーナのハリボテ人形がありました。
そっくりさんは有料で記念写真を撮らせてくれます。
値段は忘れてしまいましたが、撮らなかったのでなかなかのお値段だったかと。

マラドーナは2020年11月25日に亡くなくられらした。
ご冥福をお祈りします。

治安の悪い地域なので注意が必要

マラドーナも貧しい家庭、地域の出身であるように、このボカ地区の治安は良くありません。
サッカースタジアムを覗いてみたいところですが、くれぐれも気をつけてください。
カミニートは観光地となっているので、安心して歩けます。
ただし、荷物の管理や人気の少ない道に入り込まないなど、注意は必要です。
タクシーで行ってタクシーで帰りましょう。

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