Tokyo Camii 〜東京ジャーミー〜
皆さんは日本にイスラム教徒の方がどのくらいいるかご存知ですか?
2020年のデータで、なんと23万人もいるんです!
※朝日新聞調べ
イスラム教徒と聞いて何を思いつくでしょうか?
断食(ラマダン)?豚肉が食べられない?肌を出さない?
全てそうなのですが、欠かせないのはモスク。
お祈りをする大切な場所です。
東京ジャーミイとは
モスクの数もかなり増えているようですが、日本で1番大きなモスクが、この東京にある「トウキョウ・ジャーミイ」です。
ジャーミイはお祈りの中でも1番大切な金曜礼拝を行う場所。
東アジアの中で最も美しいとも言われるこのモスクは、トルコ文化交流センターも併設しています。
行き方
小田急線、千代田線の代々木上原駅から歩いて5分ほど。
渋谷から離れた住宅地に囲まれています。
モスクというと、広い敷地でどどーん!というイメージがあったので拍子抜けした感じではありましたが、丸いドーム型の屋根と尖塔(ミナレット)はそこだけ異空間です。
渋谷駅から出ている、渋谷区のコミュニティバス ハチ公バスでも行くことができます。
渋谷駅と代々木上原駅を結ぶ「丘の上ルート」というバスに乗れば、松濤美術館や古賀音楽博物館などを経由するので、観光ルートとしても最適。
ワンコイン(子どもも同額)なので、気軽に乗り降りできますね。
トルコ文化交流センター
道路に面した扉を潜ると、そこは異世界。
建物はトルコ様式で、美しい幾何学模様のタイルが飾られています。
中に入るとブックセンターがありイスラム教に関する書籍が所狭しと並んでいます。
左手にはトルコ様式の休憩時が。
無料でチャイ(トルコの紅茶)が振舞われていて、ここでセルフサービスで飲むことができます。
ḤarālMarket
ハラルとはアラビア語で「許可された、許された」という意味があります。
イスラム教徒であるムスリムは、宗教上認められた食べ物を食べています。(基本的には)
ベジタリアンと間違われる事もあるようですが、お肉も食べます。何が違うかというと、屠殺の方法が決められているのです。
豚肉、豚肉エキスが入っているものは食べません。
調味料もハラルフードが置かれています。
そしてこちら。トルコのチャイグラス。この小さいグラスを使ってチャイハネで何杯も飲むんです。
美しいですね。
マーケットの奥は休憩場所。
マーケットで買ったものはここで食べることができます。
この建物、2階が学校になっていて、モスクの建物の裏側にありました。
大晦日はイスラム教徒にとっては普通の日。
たまたま土曜日でしたが、元旦もただの祝日。
なのに、なぜか家族連れがわんさかいて、何事かなと思っていたら、、!
この日、子ども達によるクルアーン(コーラン=イスラム教徒の教えが書かれているもの)の朗読大会があったのだそう。
3台ほどしか停まらない駐車場には、近郊の県のナンバーをつけた車が停まっていました。
モスク
思わぬ寄り道をしてしまったため、モスクに入る時間が、アスル(午後のお祈り)と被ってしまった!
基本、お祈りの時間は異教徒の入室が不可なため、外で礼拝を聞く事に。
日本にある寛大なこのモスクは、礼拝中に観光客が入ってもお咎めなし。
入り口のドアも閉められるのですが、明けたままでした。
でも、基本失礼にあたるので、お祈り中は失礼にあたるので入室は控えた方がいいとは思います。
お祈りが終わってから入室。
モスクは靴を脱いで入ります。
異教徒はガウンと女性はヒジャブを被るのですが、肌が出ていなければヒジャブだけでいいと。
トルコタイルがふんだんに使われたら美しいモスクです。
モスク内の細かい詳細はここでは触れませんが、こぢんまりしているものの、立派なモスクでした。
1階は男性、2階は女性用の祈祷所。
これは、女性は普段頻繁に礼拝には行かない、人の目に触れないようにするなどの理由だと思っていましたが、
スタッフの日本人に聞いたお話し女性が2階な理由は、全ての人は女性に産み落とされた 女性が偉大であるという理由からなのだそうです。
モスクはたくさん見てきたけど、これは知らなかった!
ただ、場所に寄っては衝立で仕切られており、大抵後ろの方になります。
という事で、女性しか上がれない2階へ1人潜入。
礼拝の後も熱心にお祈りしている女性がいて、さっと降りてきてしまいましたが、、、
東京ジャーミーは、毎日10時から18時の間いつでも見学可能です。
お祈り中もokとサイトに書かれていました。
また、土日は無料で日本語ガイドツアーも行っているので、初めてモスクに行く人にはこちらもおすすめです。
ツアー開催日:
毎週土曜・日曜・祝日
14:30~(所要時間45分から60分程度)
住所:151-0065 東京都渋谷区大山町1-19
電話:03-5790-0760
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