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マレーシアの海洋公園でキャンプができるって本当?その2

コタキナバルからスピードボートで15分。

6つある島のうち、2つの島でキャンプができるのです。
今回は、マムティック島でのキャンプです。

マムティック島

2020年の年明けは、マムティック島でした。

文句なしのコタキナバルですが、どこも西側を向いているので日の出が見られる絶景ポイントがないのです。

山を越え東に行くことを考えていたのですが、対岸の島なら東向きであることに気づきました。

おやつに年越し蕎麦を食べ、大晦日の夕方、ジェッセルトンポイントからマムティック島へ。

マムティックを選んだ理由

トゥンクアブドゥルラーマン海洋公園の島は全部で5つ。
サピとマムティックは、キャンプ料金を払えばキャンプがokなのです。

しかし、サピにはイノシシがおります。
観光客が引き始めた4時ごろから山を降りてゴミをあさるのです。
一度サピでキャンプをしましたが、火を焚こうとお構いなく近寄ってくるので、テントごと非難した始末。

サピ島辺はこちらを参照してください。

コタキナバルの海洋公園でキャンプができるって本当?その1

ボートで島に渡る

午後3時にジェッセルトンポイントへ到着しました。
ところが、旅行会社のカウンターはどこも「今日の船は終わりよ」との返答。
カウンター11に聞いてみて、と教えてくれた人がいたので、言われた通り11番へ行ってみました。

あいにく波が高く、風が強い日でした。
次男を見て、
「今日は揺れるから明日にしなさい」と説得されます。
キャンピングがしたいから、マムティックに行きたい、サピはいのししが出るでしょう!とこちらも引かずに説得。
ポートを出してもらえることになりました。

ちなみに、いのししはpigと呼んでいます。

帰りの船は朝早い時間に、と思っていたのですが、1番早いボートで10時だそうです。
しかも、エクストラ料金がつくから、1人RM30追加。

ボート代が往復でRM60なのに、エクストラ料金がRM90なのです。
12時のボートならば、エクストラ料金はなし。
2時間くらいならさほど変わらないので、翌日12時の船を予約しました。

ちなみに、ボート代は大人RN30、子どもRM15で合計RM60。
次男は無料にしてくれました。

マムティック島に到着

少し早めに島に入ったので、まだ島に残っている人もいました。
早めに入ったのは、キャンプ用品を借りたかったからなのですが、すでに受付は閉まっています。
カウンターの人は、すでに帰ってしまったそうで、翌日払ってとの事でした。

他のスタッフを探して、テントを借りたい旨話すと、
「レンタルテントはない。ジェッセルトンポイントで借りてくるんだよ」
、、、、、
もう島にくる船はないので、持ってきてもらうこともできません。

ということで、野宿となってしまいました。

キャンピングエリア

キャンプのエリアが一応指定されていました。
ビーチ目の前の砂浜です。
ここのテーブルにタオルやゴザを敷いて寝ることにしました。

コタキナバルといえど、雨季の夜は25度を下まわることもあります。
おまけに、水シャワーしかないので、この日は海に入らず、砂浜遊び。

対岸はちょうど、ステラハーバーリゾートホテルで、年が明けると花火が盛大に上がっていました。
それから、ウォーターフロントも並びにあります。
隔てるものがないもないので、ウーハーの音がガンガン響いていました。
誰もいない島なのに、ちっとも静かでない。

島の北側へ

ほぼ手ぶらできてしまったので、虫除けは持っていたものの、どこにも足りません。
蚊取線香を忘れていました。

できるだけ明るい場所を探し廻りました。
ボルネオダイバーズのある島の北側は煌々と電気が付いています。
ボルネオダイバーズのレストランを借りて寝ることも考えましたが、こちら側は突風が吹いています。

蚊に耐えるか、風邪をひくかの2択です。

結局、島に入ってすぐの場所にある、屋根付きベンチに移動することになりました。

砂浜よりは良かったですが、それでも刺されまくりました。
蚊取線香は必需品ですね。

初日の出を拝む

少し雲が多い天気でしたが、6時少し過ぎ、日が昇り始めました。
キレイな初日の出!

雲の切れ間から光が差し込み、後光がさしているようでした。

マレーシアでは1月1日は祝日だけど普通の日。
チャイニーズにとっては旧正月、サバのローカルにとってはカアマタン、ムスリムにとってはハリラヤプアサ、インディアにとってはディーパバリ。
それぞれの民族、宗教で大事な日があります。
日本人はなんとなく1月1日を大切にしているような気がするのですが、私だけでしょうか。

ビーチ独り占め

朝6時からキレイなビーチを独占です。

15分もたたないうちに服がびしょ濡れで、朝から水着に着替えました。

8時を過ぎるとボートがちらほら入ってきました。
ほとんどが荷物を積んだ船。
大きな荷物を下ろして運んで行きます。
ツアー観光客のランチブュッフェの食材のようです。

サピの方がジェッセルトンから距離が近いからか、観光客が早く島に入ってきます。
マムティックは、8時半過ぎにエントランス受付の人が来て、9時を過ぎた頃、観光客が入ってきました。

ボートはサピ、マヌカン、マムティックの順で止まることが多いので、そのためでしょうね。

マムティック島での食事

島の北側に、ボルネオダイバーズのレストランがあります。
ツアー向けのブッフェだけど、エキストラ料金、大人RM68、子どもRM48で食べられるそうです。
よし!と思ったのですが、12時からでした。

島に降りて真っ直ぐ奥に行くと、ローカルのお店があります。
ドローカルでしたが、味はそこまでひどくありませんでした。
こういうところでは、ナシゴレンカンポンとかが外れません。
田舎の炒飯なので、自分達が食べる味付けなのです。

費用は?

ボートは会社によって多少違いますが、どんぐりの背比べです。
大人往復RM32〜35程度。

上記の看板はどの島の入り口にもあります。

外国人大人(18才以上)RM20
外国人子供(6才以上) RM15
外国人幼児(5才未満) RM10
キャンプ代大人 RM5
キャンプ代子供 RM2

※60歳以上は子供料金と同等。

以前は5歳以下無料だったので、値段改定があったみたいですね。
子供も上がってます。
キャンプ代は、マレーシア人も外国人も同等でした。

マムティックの南側、ガンガゼの近くには、ニモがうようよ泳いでいました。

観光客のコリアンが、帽子や素手でニモを捕まえていたので、見せてもらいましたよ。
日中のビーチもいいけど、朝の静かな海を一人占めできるのはこの上ない贅沢です。
準備万端でぜひキャンプに行ってみてください。



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