一対一対応の演習はいつまでにやる?時期と難易度【東大レベル】
>>1ヶ月で早稲田慶應・難関国公立の英語長文がスラスラ読めるようになる方法はこちら
数学の参考書の中でも、超有名な「1対1対応の演習」。
大学受験で数学を使う人は、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ここでは「一対一対応の演習のレベル」「いつまでに終わらせるべきか」「正しい使い方」の3点を詳しく解説していきます!
★この記事の信頼性
→筆者は偏差値40ほどから早稲田大学に合格し、受験の講師として長年、受験や英語を研究しています。一対一対応の演習を手元に用意して、中身を見ながら解説していきます!
▶偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
一対一対応の演習のレベル
一対一対応の演習は中級者~上級者向けの数学の問題集です。
数学の基本的な土台が固まっていない状態で取り組んでも、ほとんどの問題が解けないので、注意してください。
教科書の問題や共通テストレベルの問題がしっかりと解けるようになってから、一対一対応の演習へと進みましょう。
難しい問題も多く収録されていますが、最難関レベルではなく、一般的な国公立大学と同等のレベルの問題が多くなっています。
「大学受験の数学で最も重要な、核となる部分」を鍛えられる参考書で、難しいと感じる壁が出てくるレベルでもあります。
この壁を乗り越えると、大学受験の数学においてたくさんの問題に正解できるようになり、自信も付いてくるでしょう。
現在の偏差値が56~61ほどの人に、最適な問題集と言えます。
早慶や東大・京大レベルの基礎・基本の問題は解けるようになりますが、応用問題は別途対策が必要です。
▶偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
いつまでに終わらせるべきか
早稲田大学や東大・京大など難関大学を目指す人は、時期としては夏ごろまでに一対一対応の演習が終わっているのがベストです。
夏以降は応用問題の対策に取り組んで、さらに実力を磨いてから、過去問演習に入っていきましょう。
偏差値60以下の大学を志望している人は、秋ごろまでに一対一対応の演習を終わらせればOK。
一対一対応の演習が終わったらすぐに、赤本に入っていくと良いですね。
早く終わらせればそれに越したことはないですが、一対一対応の演習はそれなりに難しい参考書ですから、基礎が固まっていない状態で背伸びをして取り組んでも、ほとんど意味がありません。
焦らず易しい参考書からじっくりと基礎を固めて、徐々にレベルを上げていくことがとても大切です。
一対一対応の演習よりも易しい参考書としては、黄チャートや青チャートなどがおすすめです。
▶偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
一対一対応の演習の使い方
まずは「要点の整理」をじっくりと読んで、重要なポイントを復習しましょう。
この時点で知識が怪しいと感じたら、前に取り組んだ参考書に戻って、必ず復習してください。
問題を解く際に大切なのは、「難しいと感じても、諦めずに解き切る」こと。
一対一対応の演習には難しい問題も収録されていますし、入試本番でもスラスラ解ける問題ばかりが出題されるわけではありません。
難しいと感じながらも、立ち向かってなんとか答えを出していく、粘り強さを鍛えていくことが大切です。
自力で難しい問題を解く経験を重ねていくと、数学において重要な「発想力」を鍛えることもできます。
▶偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
復習しよう
問題を解いたら解説をじっくりと読み、自分のミスを確認しましょう。
途中式や解答を全て覚えるくらいまで、紙に書き出してマネしていくと、自然と回答プロセスが自分の中に入っていきます。
理解したうえで途中式を覚えていくトレーニングは、丸暗記とは異なり、回答力を鍛えるうえではとても効果的です。
ミスをしてしまった問題にはバツ印などをつけておき、徹底的に復習してください。
2周目以降はミスをした問題だけを何周も解きなおして、二度と同じミスをしなくなるまで、やり込んでいかなければいけません。
すべての問題を完璧に答えられるようになって初めて、一対一対応の演習に取り組んだ意味があり、成績がしっかりと伸びていきます。
なんとなく2周、3周取り組んで、ミスした問題があいまいにしか理解できていない状態では、ほとんど効果は無いでしょう。
▶偏差値が1ヵ月で40から70に!私が実践した「たった1つのワザ」はこちら
一対一対応の演習まとめ
それでは最後に、ここまでお伝えした内容を復習しましょう。
一対一対応の演習は偏差値60ほどの人におすすめの問題集で、一般的な国公立大学レベルの問題を解けるようになっています。
難関大学を目指す人は夏ごろまでに、それ以外の大学を目指す人は秋ごろまでに一対一対応の演習を終えると、余裕をもって過去問演習に入れます。
1問1問を丁寧に演習し、ミスをした問題は徹底的に復習して、入試本番で二度と同じミスをしないようにしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?