サイトメガロウイルスの危険性

どーも、まさきです。

今回は「サイトメガロウイルス」についてお話していきたいと思います。

恥ずかしながらつい最近までこのウイルスの存在をしりませんでした。
お子さんをお持ちのお母さん方はほとんど知っているんじゃないかなと思います。
先日僕の友達がこのウイルスに感染してしまい、とても悲しい結果となってしまったのでこのウイルスについての記事を書くことにしました。

サイトメガロウイルスってなに？

サイトメガロウイルスは、世界中いたるところにいる、ありふれたウイルスです。
唾液や尿や血液を介して主に子供のうちに感染します。その他、性行為を介して感染するなどし、日本では成人女性の70%程度がすでに感染し、免疫を持っています。
感染した時の症状というのが、ほとんどないか、風邪に似た症状が出るだけで、サイトメガロウイルスに感染したと気づくことはまずないそうです。健康な子供や大人が感染しても全く問題ないのですが、妊婦さんが初めて感染した場合は、妊婦さんにほとんど症状がなくても、赤ちゃんにまで感染がおよぶことがあります。

赤ちゃんに感染するとどうなるのか、、、

妊娠中のお母さんがサイトメガロウイルスに感染すると、胎盤や血液を通じて母親から胎児に感染してしまい、赤ちゃんが何らかの障がいを持って生まれくることがあります。

妊娠中は要注意！！

サイトメガロウイルスの先天性感染症に対して今のところ国の認めた治療薬、感染を防ぐためのワクチンがないのです。ですから、妊娠中は特に注意が必要なのです。
唾液からの感染があるため、第2子以降の妊娠は上の子が感染した場合、その子から感染してしまう場合もあります。

成人女性の70%はすでに、サイトメガロウイルスに感染したことがあり、血液の中に抗体を持っていますが、30%は感染を防ぐための抗体を持っていません。抗体を持っている方でもサイトメガロウイルスに感染することがありますが、抗体を持っていない方は、サイトメガロウイルスの感染を受けやすいので、特に注意が必要です。

サイトメガロウイルスに感染しないためには

サイトメガロウイルスは、感染したお子さんの唾液や尿にでてきます。
実は、妊婦さんにおいてサイトメガロウイルスの主要な感染経路は、上のお子さんを含む周囲のお子さんです。でも、上の子にとってもお母さんはかけがいのない存在です。感染を防ぐあまり遠ざけてしまうことはかわいそうなのことなのでこれまで通り愛情を持って接してあげて下さい。その際に注意すべきことがありますのでそれらをするだけで感染のリスクを減らすことができます。

何を注意すべきか

1、頻繁に石鹸と水道水で15〜20秒間、手を洗いましょう。特におむつ交換、お子さんの食事、鼻水やよだれの処理、おもちゃを触った後は念入りに手洗いしましょう。
2、お子さんの唾液やおしっこがついてしまったおもちゃや家具等は、きれいに拭き取る。サイトメガロウイルスは石鹸や、アルコールなどに弱いので、手洗いや掃除の際は、水だけではなく、こうしたものが入った、薬局で売っている消毒液を使うと効果的です。
３、よだれのついたお子さんの手やおもちゃが口の中に入らないようにしましょう。
４、食べ物、飲み物はお子さんとは別にし、同じ箸やスプーンやフォークも使わないようにしましょう。
５、お子さんとのスキンシップを取る時は頬や唇へのキスはやめましょう。そのかわりおでこにしたり、抱きしめてあげたりして下さい。

６、サイトメガロウイルスは乾燥に弱いので、敷物や布団類は天日で十分に乾燥させましょう。

以上のこと注意するだけで、感染リスクを1/5〜1/10まで減らすことができます。
妊娠中の方や、結婚している女性の方は特に参考にして、元気で健康なお子さんを産んで下さいね！

それでは、また！