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サイフをすられた私の、メンタルトレーニング

一昨日サイフをすられた。

スった人は、きっとプロや。
プロのすり師や。と、警察のひとが言った。

ある駅から駅の間で、サイフだけ忽然と消し、サイフにつけていたチャームを、鎖が切れた状態でバッグに残す。
そんな器用な、また大胆な芸当ができる人、うん、あんたは、きっとプロだ。

これから2020年頃に向けて、東京ではこういうことが増えるかもしれませんな、うんうん。

・・と、じぶんの不注意を環境論に責任転嫁しても、気持ちは晴れないから、

(おそらく)スった人に言う。

雑踏で、サイフを引っ張りながら見事に気配を消したあなたは日本人なのか。外国の人だとしても、そこそこ日本に滞在し、日本の空気に溶け込んでる人じゃないか。
日本語もわかる人なんじゃないか、

ということは、サイフに入っていた名刺から、酔狂でこのブログにたどり着く可能性もあるかも。

だからスった人に言う。

そのサイフは、

今年の1月1日の11:11分に購入した(レシートの記録によれば)レアもので、内ポケットに入っているお守りは、
ある、たいへん名高い山の神社をひいひいと登って、偶然1111番目にゲットした、霊験あらたかなお守りなのである。

そして、上京以来25年間、ゆるゆるのトートバッグを背中にしょい続けて、空き缶やゴミを入れられたり、
「何そのしょい方。いつかスリに遭うよ」と、友達に心配されたりしながら、

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えへへそうかなあと言いながらだらしなく移動し続けた私の、「初すられ体験」なのである。

ちなみに、昨日すられたのと同じ、ゆるいトートバッグ全開で、今日もお出かけしたのである。ばかなんじゃないかな、私は

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つまり、すごく運がいい?私の、パワフルなおサイフセットを、持っていったあんたは、大当たり。

だから、もし万が一0.00何パーセントの確率で、あんたがこれを見ていたら、ちょっと言いたいことがある。

あなたは、スワロフスキービーズのいっぱいついた、見た目は派手な銀色のサイフに、2万円しか入っていなくて、がっかりしたかもしれない。
カードもすぐ止まって、頭にきたかもしれない。

それでもこっちはなけなしの、今月の残りのお小遣いやんか。どうしてくれんのやー


・・・じゃなくて。

頭にきて、すぐに、サイフを捨てないで、

「こいつはどっから来たんやろ」と一瞬だけサイフやお守りを眺めてみてほしいよね。

いや、きっと、思うかも しれないよね。一瞬。無意識に。捨てる前に。

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もし、白いお守りを入れた財布にご利益があったら、
今年は、もっと困った人のことに使えますように。

世界が平和になりますように。これ以上憎しみあわないように。こんなに余ってるものを、みんなでシェアできますように。
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↑って私、1月のブログに書いてるからね。さっそくこっちは、2か月で願いがかなったからね(涙)。

ということは、あなたにも、御利益があるはず。きっと、あなたはだんだん幸せになって、もうひとのサイフなんかすらずに済むようになる。

幸せになれ!

幸せになれ!!

願掛けたったからな。

わかったかすり野郎。果報者。幸せになれ。

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