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雨の夜の指定席

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#ドラマ感想

この動画は再生できません

Amazonプライムで、ずっとエラーで『この動画は再生できません』と書かれていると思い、しばらく放置していた作品。 聞けば会社の同僚も未だにエラーだと思って観ていないとの事で笑いました。 さて、この作品お笑い芸人さんがドーンとビジュアルとして出ているので、クソつまらないと思いきや、これがドラマにしては圧倒的に面白い。最初に言っておきますが『心霊現象』を期待して『怖がりたい』と思うのなら手を出さない方がいい。 もちろん心霊的な要素はありますが、この作品の面白みは『紐解き』で

正体

不自然さに違和感を感じる事は多々あれど、一本筋の物語としてはとても面白く観られました。 テーマが冤罪なので、主人公の行動が何を意味しているのかが分かりやすいけれど、別に謎解きではなく、行く先々で人助けをして行く主人公の最後の大逆転を願う作品です。 全4話ですが内容はとても充実していて、一気に楽しめるテンポの良さも魅力です、そしてなにより亀梨さんの演技が素晴らしい。

死の臓器

応援したくない主人公ってなかなかいない。 そんな違う意味で面白いスタイル。 臓器移植が主軸となる話で、サスペンス要素が強いのと合わせて興味深い話が入り混じって来るから先が気になる。 つまり面白い。 クライマックスまでは。 そう…『あれ????』というオチのお陰で全てが崩れました。 上げて上げて上げてから、一気にギューッと小さくまとめて駆け足で突っ走り、ゴールで転んだ感じがしてならない。

再生巨流

物流業界と言う全く知らない世界の話しなので、非常に興味深く観る事が出来ました。 が!しかし!全てが都合よく流れ過ぎて展開もライト過ぎる。 どん底に落ちるわけでも無し、這い上がる不屈の魂を見せるわけでも無し、トントコトントコと進むので観やすいけれど、振り返ると苦笑いしちゃう感じでした。 パクパク食べられるチャーハンだけど、食べ終わってから具に味が無かった事に気づいたって印象。

ヒトヤノトゲ~獄の棘~

刑務所ドラマは数あれど、どれもこれもファンタジー要素が強い。 この作品は希少、看守にスポットを当てた監獄ドラマ。 受刑者たちのリアルで生々しい心理、刑務官の心労や内情が凄く繊細に描かれているのがとても興味深かった。 刑務官目線の物語ではあるが、受刑者の更生、社会復帰の指導、こんなに大変で心労たるや凄まじいだろうなと学びました。 派手さのない地味な展開ではあるが、じわじわと面白い。 竜が如くが好きな人には直ぐに入れるドラマだと思います。 刺さった棘を抜くのが正義なら、巨大

なぜ君は絶望と闘えたのか

物凄く重く切なく苦しい内容。 しかしながら、その重い内容に俳優陣が本気でぶつかってる感じが凄い。 心が震えるプロ同士の演技のぶつかり合いは必見。 もう演技ではなく、その人に見えてくるほどに凄い。 自分ならこのように闘えるだろうか?と考えると恐ろしいと感じた。 加害者側と被害者側に置ける、司法と社会の理不尽さ。 被害者は少年と言うだけで全て伏せるが、被害者側は勝手に全てが明かされて実名で報道される。 しかし戦い続けた結果、メディアの力もアリ、法律がついに一部変わる。 その

埋もれる

池井戸作品のような展開になるのかと思う程の、内部告発からのスタートダッシュ。その後の主人公はどうなってゆくのか熱いものかと思いきや、社会派な展開へと転がる。 テーマは役所。 役所の業務に従事する主人公、その背中には常に『内部告発をしたヒーロー』のステッカーつき。だが主人公はそれは正義ではなかったのでは?自分は後悔しているのでは?そんな思いで押しつぶされそうになるわけですが、そこら辺はとても良く描かれていて、桐谷さんの目の演技がとても良い。 その中で常に中心となってゆくの

次元大介

世界観が全くルパン感がなくてパッとしない。BGMをカッコよくして雰囲気を出してはいるがいかんせん『バーストマシンガンガール』っぽい。 世界観だけなんとかすれば十分次元大介として見れた気がする。 つまり、惜しい作品。玉山鉄二さんがかなり良い雰囲気なのですが、周りのキャラクターがどうにもこうにも安っぽくてキまらない。 しかし・・・ 真木よう子さんが凄まじくハマり役。 美しすぎる真木さんに釘付けです。 前半に一度だけ車椅子でのガンアクションがあるのですが、真木さんのキレが良

震える牛

ベースになっているのは過去に実際にあった『ミートホープ事件』 実際にあった事件をもとにした作品は大好きで、更に三上博史さん主演となれば観る以外の選択肢はない。 壮大なBGMで嫌が応でも期待が高まるのだが、結構都合よくスムーズに物事が運んでしまうので若干の物足りなさは感じてしまう。 三上博史さんの物言わぬ演技、絶望感、悲壮感が凄くて、流石過ぎてそこだけが私を繋ぎとめてくれた。 食品偽装問題というテーマがやはり恐怖であり重くてあまりに身近なので、内容としては語弊を感じるが面白

頭取 野崎修平

うーーーーーん・・・ ほぼ半沢直樹なんだよなぁ、しかも悪い事に半沢直樹よりもスリルもサスペンスもないので温くて飽きるし、先が気にならない。 清々しいどんでん返しや、まさかのちゃぶ台返しもない。 淡々と『ふぅん・・・』が続く。

オールドルーキー

なによりこのキャッチコピー、最高じゃないですか。 夢が終わった。人生が始まった。 素晴らしい言葉ですよ、ただ、私は終わる夢なんかないと思っています、ドラマを見ればわかりますが、実際終わったって訳じゃなく、ケリを付けたって事なんですけどね。 こんなドラマ泣くでしょう、卑怯ですわw 例えば車椅子テニスの選手が車椅子が合わない、だから別の会社の車椅子にする、でもやっぱり前のが良いなんて物語がある、周りはわがままと捉えるが、私にも同じ経験があるからわかる。ペンが変わるとしっくりこ