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娯楽倶楽部

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年間軽く200本以上鑑賞する如月が、映画やドラマ、アニメ作品等を独断と偏見だけでご案内。
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シャイロックの子供たち

個人的にはちょっと消化不良感はあったものの、やっぱり池井戸さんの作品は面白くないわけがないと言わざるを得ない。 映画じゃなくて良い空気を感じるけれど。 若干コメディ色が強い気がするので、そういうノリが苦手なら避けるべき。

ゴジラ-1.0

時代背景とゴジラがとてもマッチしていて、素晴らしい仕上がりでした。あのBGMの使いどころも心が震える。 だが、人物の描き出し、人間関係の薄っぺらさが残念でした。 あと最後のゴジラのマークが出る所でビックリしました。 こんなにかっこいい映画なのに最後にダサっってなっちゃいましたね; それもあえての事なのなら凄い仕掛けです。 評価としては歴代のゴジラの中では最高傑作、文句なしのNO.1じゃないでしょうかね、個人的にはモノクロ版の方がわくわく感が高かったです。

コカイン・ベア

考える必要のないトンデモ映画。 コメディ色が強いクセにグロさはリアリティがあってなかなか激しい。クマの挙動もかなり怖いし、しっかりと丁寧に魅せてくれる。 個人的にはこの妙なお笑い要素を抜いてくれたらめちゃくちゃ怖いクマ映画になった気がするだけに、ちょっともったいないなぁと感じました。 コメディ色のお陰で観やすいと言う方が居るとは思いますが、私は逆にこのコメディさが邪魔で、何度も途中で止めようとさえしてしまいました。その度に丁度良くクマの激しいシーンが始まるので、なんとか持

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

うーん・・・・ よくできているけれど、犬神家の一族とか、あの手の作品を鬼太郎と言う題材で塗り替えたような感じでしたね、確かに古い鬼太郎映画のように、なんか強いのでたー!倒せ―!!!ではないと言う部分はとても映画として評価に値するし、低年齢層そっちのけなのも個人的に好感が持てる。 ただ・・・・そこにカッコイイ親父さんではなく、墓場鬼太郎のダークさを期待していた私としては随所に『媚び』を感じてしまった。若かりし目玉の親父さん、かっこいいでしょ?こういうの好きでしょ?的な。 でも

Winny

実話をもとにした作品なのに、とても丁寧に描かれてきちんと作られているのは珍しい。要らぬ着色や新解釈で事実を曲げたり変な展開を付け加えたり、ぶん投げのような終わり方をするものが多いのに。 地味な話しだが終始緊迫感があり、展開にも緩急があって見応えがある。キャラクターもしっかり生きていてシリアスなのに漫画の様なコミカルさもあり、とても観やすい。ハズレが多い裁判ものですが、これは良かった。

デッド寿司

井口監督全開作品で安心感。 武田梨奈さんのファンなので嬉しいしかないけれど、若干アクション少な目なのが残念、と言うより戦う相手との差があり過ぎるので、武田さんがちょっと押さえてる感じがしちゃってるんですよね。 井口監督作品のファンであれば問題なく観れますが、ちょとだけパワー不足感を感じましたけどね。

ストレンジ・ネイチャー

物語が動くまでがやたら長いのだけれど、その長さもそんなに気にならないほど興味を持てました。 いわゆる社会派とでも言うのでしょうか、環境汚染や寄生虫やで生態系がおかしなことに… 単なるパニックホラーと思いきや、人間の嫌な部分をしっかり描いていたりするのでしっかりと見れたのだと思います。クリーチャーも丁寧に作られていますね、ホラー全盛期のCGの無い時代を懐かしく思える感じです。 あぁそれだ、懐かしのホラー感が強いから楽しかったんだ。

実写ドラマ「フォールアウト」シーズン1

ヒロインの顔が印象的で、どこで見たかなーと思ったら、エラ・パーネルさんでした、キック・アス ジャスティスフォーエバーのドルチェですね。あと、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちのエマ。 fallout4を死ぬほどやった私の観点からですと、最高の完成度の高さです、これ以上無理でしょうってくらい作り込んでいます。そんなにえげつないとは言えないけれど、暴力描写や残酷描写もゲームの世界観を損なわない程度には魅せてくれるのでありがたい。 falloutの持ち味でもあるので、そこが温いと

ヘルレイザー ジャッジメント

んー…ビジュアルが強化されてリブートは嬉しいのですが、それだけって印象ですね、後半に向けてどんどん失速していく感じが見ていてしんどかったです。残酷描写も、おぉおお!!!と目を引くリアリティさもあって派手めなので、とても良いだけに残念な気持ちが残りました。 独特な世界観とグロ、拷問、そしてセンス、完璧なんだけどヘルレイザーファンでなければ観るのは辛い気がするのが勿体ない。

Fukushima 50

当時の地震を経験し、仕事にも大きく影響した出来事なので、全身に鳥肌が立つシーンもあった。映像技術としては低いが、経験した事なのでゾッとする。 東日本大震災が起こってすぐに福島原発へと話が進むので、『わかってるでしょ?』みたいな早すぎる展開に若干違和感が出る。もう少し始まる前に原発について教えるようなシーンがあっても良かった気がする。 ただ、実際はこのような現場だったと知れて良かったと感じました。目の前にある死、それを知っていながら食い止めようとする原発職員。家族にメールし

死の臓器

応援したくない主人公ってなかなかいない。 そんな違う意味で面白いスタイル。 臓器移植が主軸となる話で、サスペンス要素が強いのと合わせて興味深い話が入り混じって来るから先が気になる。 つまり面白い。 クライマックスまでは。 そう…『あれ????』というオチのお陰で全てが崩れました。 上げて上げて上げてから、一気にギューッと小さくまとめて駆け足で突っ走り、ゴールで転んだ感じがしてならない。

贖罪の奏鳴曲

WOWOWドラマと言えば!と言ってもいいくらい登場してる気がする三上博史さんですが、個人的にファンなので名前だけで見てしまう。 毎度思うけど何やっても引き込むチカラが凄くて、撒くって来る狂気じみた演技、そして加速する表現力、飛び散る唾液、潤む眼球、浮かび上がる額の血管、ほんと凄まじいんですよ、毎度同じと言えば同じなんだけれど、その演技の刀を抜くスピードやタイミングなんかが違うのでドラマも違って見える不思議。 深そうに感じるけど実際浅い物語を、そう感じさせない脚本と演技がお

クラウディ・マウンテン

うーーーーーーーん 長い! 突っ込みどころも多いがこの手の作品では許容範囲でしょう。 だが、気になるのは感動の押し売り。 貯めに貯めたヘイト、そして爆発させる。 王道的手法ではあるけれど、魅せ方が押しつけ。 全体的に悪い作品ではありません、楽しむ分には問題は無いと思います。 ただ、長い。 長いのに盛り込み過ぎなので、もう少しコンパクトでエピソードも絞った方が観やすかった気がします。

トップガン マーヴェリック

オープニングのデンジャーゾーンでテンション上がったのだけれど、それだけしか残らなかった。