マガジンのカバー画像

雨の夜の指定席

409
映画やドラマ、アニメ作品等を珈琲片手にご案内。
運営しているクリエイター

記事一覧

オクス駅お化け

悪くはないけど物足りなさを感じる。 王道な幽霊ものなので、雰囲気はとても良いし、出るだろうなってシーンで必ず出てくる裏切らない展開も良い。 韓国ホラーの暗さはあるものの、ジャパニーズホラーに近い演出なのでグロシーン等はない、でもジャパニーズホラーが苦手な人にはなかなか恐怖を感じるかもしれない。 とは言え、結局はヒトコワなので「なるほどね」って締めくくり。 もう一度言うけれど、悪くはないが物足りない一本でした。

テリファー0

短編ホラーを収録したオムニバス形式の映画「All Hallows' Eve(2013年)」その作品の中で登場したのがテリファー初登場というわけで、テリファー人気が増したので「テリファー0」という邦題で遂にリリースが決定したそうなのですが、なんともしんどいですね、暗くて見えないし。 クラウンの造形にも愛嬌が無い。 観なくてもなんら問題はない。

テリファー 終わらない惨劇

残酷シーンはパワーアップしているが、肝心のそのシーンが少ない。正直どんな事をするのか?どんな殺害の仕方をするのか?がテリファーの醍醐味と言っても過言ではないのだが、2作目ともなると、やはりちゃんと作ろうと言う意思が感じられて、いらぬ物語の掘り下げが長い。大事な事だけれど、それでテンポが落ちているのは勿体ない、気味の悪い世界観を演出しようとしているのはわかるのだが、スピード感が落ちている。その分犠牲者への仕打ちは長め、これをどうとるかは観る人次第だとは思う。 フィルムがめっち

実写ドラマ「龍が如く~Beyond the Game~」

思っていたより眠い程に前半だるい、本当に本気でだるい。演技の酷い人も居るし、なによりボソボソして会話が聞き取れない。 溜まりまくるフラストレーションを払拭してくれるのが真島五郎を演じる青木崇高さんです。この狂気は正直岸谷五朗さんを超える人は居ないと思っていたのですが、超えてきましたね。ずっと真島のモノマネしてるのではなく、狂気の演技の中に真島がちょいちょい見え隠れする感じが最高でした。 神室町の再現CGがゲームより質感が悪くおもちゃっぽく見えましたが、まぁ許容範囲でした。

毒娘

ミスミソウと比べると超大幅パワーダウン。 とにかく残酷描写が無いに等しい。 正直『なにこれ』なレベルで、睡魔との闘いでした。 よく早送りしなかったと自分を褒めてやりたい。 ちーちゃんの服装は小汚いのに、顔はツルテカで髪はサラッサラなのが萎えました。あんな雑な振る舞いしてても家では髪を洗ってトリートメントしてスキンケアしてんのか?って思っちゃったら興醒めです。 期待を遥かに下回っていたので残念な気持ちになりました。

MUD マッド

個人的に『名作』認定。 全てが愛で溢れている物語。 一筋縄ではいかない愛のカタチ、とうの昔に愛を失ったカタチ 叔父さんの愛のカタチ、そしてキングもまた愛に生きてるんだよね。 ひと夏の経験により、ちょっとだけ大人になる少年の物語。 ダメな人には徹底的にダメだろうけれど、私にはとても素敵な作品でした。 スタンドバイミーが好きな人はハマれると思います。

ムルゲ 王朝の怪物

最初からB級娯楽作品と言えば、楽しめるレベル。 個人的にムルゲのモンスターデザインが、汚いゴリラって感じで面白くなく、好きになれなかった。 展開も内容も王道って印象で、なんとなくダラついてる感じも受ける。引き締まりが無いと言うか、緩急が弱いと言うか、魅せ方なんでしょうけどクライマックスにアクションバリバリなのに、どうにも身体が乗らなければ心も引かれない、悪くは無いが良くもない。 隻眼の虎 と グエムル を混ぜたけど思うような味が出なかったって感じ。

医療関係者としては、とても拝見したかった作品でした。 実際に起こった障がい者殺傷事件をモチーフとしたとの事で、とても興味があった。 2016年7月26日未明に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた大量殺傷事件。入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた植松聖(事件当時26)は、同施設に3年以上勤務した元職員だった。植松は犯行動機について「意思疎通のとれない障害者は安楽死させるべきだ」「重度・重複障害者を養うには莫大なお金と時間が奪われる」などの自説を展開し、

連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」

WOWOW開局30周年記念。犯罪小説史に残る、東野圭吾、170万部超えの問題作を連続ドラマ化。彼の行動は是か非か。すべての者に突き付けられる、現代日本の罪と罰。 映画版、韓国リメイク版共に観たので、ドラマ版も鑑賞。 観る方によってさまざまな感情を抱き、思う所があるでしょう。 私は個人的に、ドラマ版が一番丁寧に描かれていると感じながら観ました。 竹野内豊さんの演技も素晴らしかったです、1シーンでは恐らくOK出るまでもがき苦しみながらむせび泣くシーンを撮ったと思うのですが、まる

サバイバー 極限の生存者

実話ベースで作られた飛行機事故墜落からの生存者のお話。 主人公が自己中っぽくて好きになれない。 回想シーンのタイミングが妙なので邪魔、違和感しかない。 過酷な状況下でたった一人で生き残った女性のお話なのだが、要するに彼を探して彷徨い歩くわけですけれども、その考えが見えない。生きていると信じて彷徨い、捜し歩いているのやら、遺体を見つけ出してあげたいと言う気持ちなのか、とにかく淡々と事が運び、淡々と色々なことに襲われる。その現場は本当に恐ろしく過酷、だが恐るべき精神力と、圧倒的

プリズン・ブレイク

大旋風が起こりすぎててあえて観ていなかった作品、そして今更って思っていて数年、アマプラさんに来たので流し観しながら仕事。 世間が大騒ぎする程面白いとは感じなかった。 ハラハラもドキドキも全然感じない。 シーズン1で燃え尽きてない?ってくらい中だるみが酷い。 話しが進まなくてだるい。 いったいいつ脱走すんだよ!って3回くらいテレビにツッコんだ。 意外な俳優さんが出ているので、そこは楽しめました。

落下の解剖学

この作品の『解剖学』とは、人体の構造を明らかにする方ではなく、家族を明らかにして行く方の解剖と言って良い。 あらすじを読むと犯人を捜すサスペンスを思わせる、いや、間違ってはいないけれど、重きを置いているのは『家族ドラマ』である。 プロローグでインタビューを受けているのに音楽をガンガン大音量で鳴らしているシーンがあるのだけれど、あれはマジでイライラしたわ、画面に手を突っ込んで髪の毛引っ張って振り回してやりたいと思いました。 まぁそれはさて置き、法廷で1つ1つ家族が、家庭が解

ハンナ

シアーシャ・ローナンさんの個性的な魅力が光る作品 山奥で暮していたと言う事で、通常の人との接し方を学んでいない。 なので見るからにおかしな対応をするのだけれど、そればかりが目立ってしまい、コメディ色が出てきてしまうのが残念だった。 肝心な格闘手テクニックとやらも、作品紹介に特筆して書く程でもなく、伝大敵にダラダラと時間が流れた印象。 もう少しコンパクトに整理したらテンポも出て観やすかったかもしれないなぁ、キングスマンのように。

ジョーカー・ゲーム

亀梨さんが好きなので、出ている作品は殆ど観る。 しかしながら、これは近年稀に見る辛さだった。 映画である必要があったのだろうかと思う程見ていて苦笑いの連続。 アクションももっさりで、その中にオシャレさを加えているつもりなのだろうけれど、カッコよくも無ければオシャレでもない、ただただしんどい時間でした。 とは言え、こんなもんだろうと思って割り切って観れば許せないレベルではないが、個人的には『日本にスパイ映画は無理』と感じざるを得なかった。 どうせならもっともっと馬鹿らしいけ