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2024年1月の記事一覧

キングスマン ファースト・エージェント

本格的戦争映画にキングスマンの売りであるスタイリッシュさが見事なまでに融合しています。 中盤まではキングスマンとは思えないガチもんの戦争映画ですので、飽きる人は飽きると思いますが、後半はキングスマン全開です。 そもそもキングスマン誕生の経緯が語られる作品ですので、1や2のように全編ノリノリのアップテンポを期待して観る方が間違い。 個人的にはかなり好きな仕上がりです。 やっぱキングスマン最高。

麒麟の翼 劇場版・新参者

償えば良いのか、少なくとも嘘に嘘を重ねて生きる事からは解放されるかもしれないが、被害者が与えられた傷は一生消えることが無く、加害者の心の中でもその傷は消える事は無いわけで、ではどうすればよかったのだろう、最初のちょっとしたズレ、それを大きなズレになるまで偽り続けたことが悪いのか、その僅かな歪みに気付く者、守ろうとするもの、償う者、とにかく歩いて足で事件を追う刑事。 興味深く物語は動いてゆくが、中盤から何となくダラダラしてくる。 悪い意味のダラダラではなく、実はこうでしたーみた

エクスペンダブルズ1~3

エクスペンダブルズエクスペンダブルズ2エクスペンダブルズ3 ワールドミッションまとめちゃいましたけど、全部同じような作品です。 とは言ってもつまらない作品ではなく、映画ファンに向けた特大のプレゼントの様なキャスティングにワクワクが止まらない作品となっています。 内容は薄っぺらいので、映画ファンではないと言うのであれば、有名な人がたくさん出ているだけの映画で終っちゃいますけどね。 ラーメン注文したら、新商品の試作品なので食べてみてくださいと言われ、小皿のメニューを何品も出され

パラミドロ

スリリングでありながらコミカル。 意味ありげな伏線あるのにほったらかしで回収もない。 そんなのが許せるなら楽しめるかと思いますけど、全体的に画面の動きがもっさりで、痴話げんかも永遠なんじゃないかと思うくらい続く。 なので眠くなるのは否めない。 ファーストコンタクトも雑過ぎる、でも逆にわかりやすくて気持ちいい。 卵入れ忘れたチャーハンみたいな感じですね、 割と入ってなくても気づかず食べれる、悪くはない。 でも華が無いから良くはないって印象。

天使のナイフ

小出恵介さんが観たことないクセを強く出している作品。 でもまぁこの手の内容は、こんな感じになりがちだとは思う。 と言うかこの程度で丁度いいんじゃないかな。 物語はとても多い内容だけれど、ちゃんと作られているので興味深く1話から引き込まれるものがありました。 だが、偶然に偶然が重なり過ぎるので、ちょっと都合良いなぁとも感じました。とは言ってもドラマなんでこんなもんかなぁと思ってみたり。 不思議と細かい事が全部『まいっか』と許せる物語でした。 少年事件がテーマの割と胸くそわる

5人のジュンコ

誰が犯人なのか、真実は? 王道的な展開だがグイグイ引き込むチカラがある。 恐怖支配される者、復讐者、嫉妬・・・ 全員不幸で暗い画面と展開なのに先が気になって仕方がない。 不幸不幸不幸不幸不幸不幸不幸、不幸のデパートです。 劇中で出てくる一言で謎に気が付いてしまったのは自分として失敗。 でも気づかせてしまう一言を出す方が悪い(笑 松雪泰子さん、小池栄子さんと言う好きな女優さんが揃っており、画面にとても説得力があるのに、ミムラさんがひっくり返す程の大きな波を起こし、他の女優さん

百奇夜噺

各お話で監督が代わり、9話楽しめます。 が、正直全9話同じ監督だったとしても違いがわかりません。 どれもこれもイマイチ微妙で100分は長くてしんどい。 惜しいんですけどね、ちょっと怖いと言う観点がズレてる気がしました。

東京の古着屋

うーん。。。。もう少し雑さがあっても良かった気がするんですよね、この先どうなるのかわからない、でも行くしかないと言った若者の心と身体のアンバランスな勢いみたいな、パワーみたいな感じは出ている気がするけれど、描き方が丁寧過ぎると言うのでしょうかね、台詞もきっちり練り込んで作り上げたって感じがして、少し気恥ずかしさを感じた。ここら辺はもっともっと雑で投げやりでぶっきらぼうな方が私は好きだなぁ。演技の粗さは凄く素人っぽい感じがあって好きなので、気取った感じのある台詞のやり取りが妙に

ホテルレイク

終始怪しげだが、目立った恐怖は何も起きない。 ダラダラしてテンポも悪い。 こんなにオカルトで引っ張ったのに結局それ?え???? ってなっちゃう。 怖いのは人間って言いたいの? だったらテンポよくもっともっとイカレた演出して行かないと、 これでは睡眠導入剤にしかならない。

ゾンビ・サステナブル

ほとんどゾンビマックスで、新しさを感じなかった。 人物関係がよくわからず、物語もなんだかよくわからない。 唯一口からメタンガスを出している設定のゾンビはよかった。 いい加減そこら辺で買える黒目を小さくする白いコンタクトやめて欲しい、これだけで一気に安っぽく見える。 観ていないのならゾンビマックスの方をお勧めします。 ゾンビマックスを観ているなら、こちらを観る必要ないくらいに感じる。劣化版ゾンビマックスみたいな、弾け方が全く足りない、ここまで世界観を作り込んでこの程度では物

サイコ・ゴアマン

主人公の少女が悪戯の領域を遥かに超えている行為を薄ら笑いで行い、家族全員に対してのパワハラ三昧、兄の首根っこ捕まえてヤバイ顔で脅すなんて日常茶飯事。挙句の果てに最強邪心サイコゴアマンにも臆することなく怒鳴りつけて即弱みを握ってしたり顔で服従させる。銀河系が恐れる残虐宇宙人を凌駕し、己のお楽しみに利用する圧倒的悪魔的性格なのが最高に面白い。 少女『明日の朝までそこに座っていなさい!行きなさい!』 ゴアマン『苦しみ続けることになるぞ!』(従い、座りながら) 少女『はいはい…じゃ

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリーがどんどんおっさんになって行くのを見届けているような感覚になって来る。ロンドンの大災害を描くと言った、シリーズとは思えない大胆な切り口と不穏な空気感の演出はとても良かったのだが、シリアス過ぎてファンではない方からしてみるとどうにもこうにも眠気が襲ってくる。 結果的に、単なる善と悪の戦いに感じてしまい、あれ?薄っぺらくない?と感じてしまった。伏線なのかなんなのかもよくわからなくて、奥行きと言うか厚さを感じなかったなぁ、原作はきっともっともっと深く掘り下げたサイドストーリ

アントニオ猪木をさがして

基本的にドラマパートはいらない。 その分試合をたくさん観たかったのが本当の所。 ドキュメンタリータッチで行くならそれを通して欲しかった、なんだかよくわからん構成で飽きさせまいとしたのかもしれないが、逆にリズムが悪くてとんちんかんさが際立ってしまったように感じました。 うーん、観たいのはこれじゃない感が強かったです。 そして浅い。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

またもや監督が代わり、デビッド・イェーツが担当となった。 この監督はのちのシリーズを4作品も担当し、ファンタスティックビーストまでも監督することになる。 今までとは全く違うカメラアングルやカット割りに新たなハリーの世界を感じさせてくれた今作で、子供向けの印象が大分薄くなっているので、個人的には随分と観やすくなった印象を受けました。 ニンファドーラ・トンクス役のナタリア・テナさんがドストライクでしたね、パンクでめちゃくちゃ可愛くてセクシーさもあって、ちょいドジなのが最高でした