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2のルールで1のシナリオを遊ぼう!

 HIGH-MACS Tactics 2は基本的な部分こそ前作と同じですが、幾つかルールの改変や追加要素があります。この記事はタイトル通り、HIGH-MACS Tactics 2のルール準拠で前作を遊ぶためのシナリオ改変案になります。
 要は前作のシナリオでも補給ヘリを登場させたい!――というです。
 ただ中には状況的に登場させることが難しい、或いは見合わないシナリオもあったため、全てというわけにはいきませんでした。その辺りはご了承下さい。


シナリオ2 バレンタイン・ポケット

■補給ヘリ投入:任意のターンに投入可。
■HM支援回数:APC×2
■輸送車両は2のもの(2ステップ)を使用。
■第5ターンの増援Autruthe×4を削除。
■勝利条件の変更:
・補給ヘリ破壊:-1VP
・輸送車両脱出:1輛につき1VPに変更。

補足:
 
2のルールではスモーク(爆煙)を照準線が通るようになったため、RPで敵の遠距離攻撃を防ぐ手が使えません。その分PEU側の戦力を弱化させています。
 また対空障害値が0なので補給ヘリには厳しいものの、投入できるタイミングはあると思います。実際補給できるかはともかく、戦場支配に影響を与えるために投入する価値はあるでしょう。


シナリオ4 ハリコフ降下作戦

■補給ヘリ投入:任意のターンに投入可。
■HM支援回数:APC×2
■輸送車両は1のものをそのまま使用。(ステップロス無し)
■勝利条件の変更:補給ヘリ破壊→PEU側1VP獲得。

補足:
 先述の通りスモークルールの変更により、12式は下降タイミングでRPをバラまくとイニシアチブによっては手痛い目に遭います。
 もともと12式の行動に制限をかけられるか(すなわち命中見込みを2度3度得られるか)でバランスが大きく変わるシナリオなのですが、APC側が有利すぎると感じた場合は輸送車両を2のものに変えるのもアリかもしれません。


シナリオ5 シベリア鉄道の罠

■補給ヘリ投入:任意のターンに投入可。
■HM支援回数:APC×2
■勝利条件の変更:
・町ヘクス(砲兵陣地)の支配を27VPに変更。
・補給ヘリ破壊→-2VPを追加。

補足:
 視界こそ悪いものの、PEU側は大量のミサイル持ちやレーダー装備持ちもいるため、補給ヘリにとってはリスク回避が難しいです。
 心理的に秘匿状態を解きたくない序盤か、12式へのミサイル攻撃を減らすための囮として、被弾覚悟で投入するか。いずれにせよAPC側は敵の罠に落ちている状況にあるため、一度投入すると無事帰れる公算は低いかもしれません。


シナリオ6 万里の長城決戦

■補給ヘリ:補給ヘクス(G-0911)に補給中の側を表にして初期配置する。
■補給ヘリは上空から見えないよう偽装されており、PEU地上部隊が照準に収めた段階で発見となる。(以降、攻撃ヘリによる攻撃可)
■12式は補給ヘリと同一または隣接ヘクスに着いた翌ターン(当該ターンではない)からチャージ開始可。
■特別ルールにある補給ヘクスの恩恵は無くなるが、補給ヘリによる恩恵は2のルールに準拠する。
■HM支援回数:APC×2 PEU×2

補足:
 オリジナルの状態から補給ヘクスを補給ヘリの変わりとして特別ルールに組み込んでいたため、結果として大きな違いはありません。


シナリオ7 ロケット発射台奪還

■補給ヘリ投入:遅くとも6ターンまでに制空エリアに投入し、着陸を目指すこと。
■HM支援回数:APC×2 PEU×2
■補給ヘリが破壊された場合:
・PEUがイニシアチブ側であれば、支配マーカーを1つ上げるか、リバースの支配マーカーを正常位置に戻す。
・APCがイニシアチブ側であれば、支配マーカーを1つ下げるか、正常位置の支配マーカーをリバースにする。

補足:
 比較的視界が良く、ミサイル持ちや攻撃ヘリ、敵HIGH-MACSまで登場と、普通に考えたら補給ヘリを投入したところで即撃墜されてしまうようなシナリオです。そのため今回の記事では扱わないつもりでいましたが、損害度外視の作戦であるという味付けになるかもと思い、逆に義務という形で入れてみることにしました。
 ただ申し訳ありません。このシナリオに関してはまだテストプレイしていないことを先にお詫びしておきます。


 いかがでしたでしょうか。
 2になってから導入された補給ヘリは現実と比べるとチート過ぎると思うのですが、それでも原作(TVゲーム)には及ばず、そも補給自体がタイミング的に難しい場合が多いです。そのためイニシアチブとも関連づけたルールにして、投入だけでもある程度意味を持たせています。
 ただ仮に無駄に思えても、一種のロマンだと思って補給ヘリを投入して頂ければ幸いであります。

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