デジタルハリウッドを修了しました(3)
デジハリで使うアカウント
先日の記事で、無事デジハリに入学するところまで書きました。
受講時の様子に進もうかと思ったのですが、その前にデジハリを卒業するまでに使用するサービスのアカウントについてまとめます。
本記事はデジハリ公式の見解ではありませんので、運用の際は必ずデジハリにご確認ください。
※漏れや誤認もあるかと思うので、その都度修正していきます。
必須のアカウント
受講期間中に必ず使うアカウントです。近年は、Web経由のサービスやアプリばかりなので思いのほか数が多いです。
Googleアカウント
アカウントの使用は無料
メール、講義で使用する資料、データの受け渡し、ツールやアプリへの新規登録などなど。デジハリでの受講期間中は、ほとんどGoogleアカウントが求められます。
ブラウジングする際にはChromeの使用を推奨され、講義の動画内でもWebサイトをブラウジングやテストはChromeを使って説明されます。
Googleアカウントの取得は必須だと思ってください。
どうしても自分のアカウントを明かしたくない場合は、デジハリ用に新たに取得しても良いかもしれません。
Adobeアカウント
アカウントの使用は無料
Adobe CCなど有償のサービスは別途契約
デジハリ受講生には割引あり
講義は、Adobeのアプリケーションの使用を前提に進められます。私が受講した「Webデザイナー専攻+WordPress講座」の場合、
Illustratorを使って名刺作成
Photoshopを使ってバナー作成
Photoshopを使ってワイヤーフレーム、デザインの作成
Dreamweaverを使ってコーディング(WordPress含む)
ドキュメントのやり取りにPDFを使用
Xdを使って卒業制作のワイヤーフレーム、デザインを作成(Xdの使用は任意)
といったカンジでした。
代替アプリで受講できるかどうかは確認できなかったのですが、基本的にAdobeのアプリを使うものと思ってください。
Adobe CCを契約すればアプリの使用だけでなく、Adobeフォント、Adobe Stock(フリー素材と有償素材あり)、Adobe Expressなども使えるので、課題や卒業制作でも大いに役立ちます。
また最近では、生成AIのAdobe Fireflyも使えるようになったので、せっかく契約したのならデジハリの学習以外でも、どんどん使い倒したいところです。
Chatwork
制限はあるが無償で使用可能
Chatworkはスクールで使用されるチャットツールです。
学習の進捗報告、質問などトレーナーさんたちとも、ほぼChatworkを使ったテキストでのやり取りが中心となります。
軽めのデータならアップロードとダウンロードができます。自分のアカウント宛てに自宅のパソコンからデータをアップロード、スクールのパソコンでダウンロードするといったストレージ的な使い方もできます。
デスクトップ版とスマホ版があり、同一アカウントで同期が取れるので、作業用のパソコンと連絡用のスマホにインストールしておくと便利です。
どうしても自分のアカウントを明かしたくない場合は、デジハリ用に新たに取得しても良いかもしれません。
卒業後もそのまま使い続けられます。
なお、無償で使用する場合は40日前のメッセージまでしか遡れません。
質問や技術的な説明のやり取りは、テキストをコピペするとかスクショするなどしてローカルに残しておかないと、40日後に消えてしまうので要注意です。
(デジハリでは有償版へのアップグレードの案内はありません)
ZOOM
制限はあるが無償で使用可能
オンライン上での会議やトークイベント、対面通話をするための必須のツールとなりました。
テキストでは伝えにくい質問、対話しながら問題を解決したい
スケジュールの進捗報告
ライブ授業
フィードバック会などのオンラインイベント
卒業発表会
といったカンジでデジハリでは、けっこう使われています。ZOOMを使わなくても卒業できるとは思うのですが、あった方が断然便利です(台風の中、数分で終わる質問のためにスクールに登校するとは考えたくもないですよね)。
なお、双方向でやり取りするのならマイクとカメラは必須となります。
イベントの様子を見学したいだけなら、マイクとカメラは無くても問題ありません(映像と音声の視聴のみでの参加も可能)。
また、イベントによっては参加者は見学のみ許可され、マイクとカメラが強制的にオフになるものもあります。
受講している限りでは、無償版のアカウントで問題ないと思います。
アンチウイルスソフト(自宅でやるのなら)
有償
自宅のパソコンで作業をするのなら、アンチウイルスソフトのインストールは必須です。
デジハリ専用のツール
無償
講義を受講したり、スクールのパソコンの使用予約など、デジハリ専用のツールを使用します。入学時のオリエンテーションで説明があるので、忘れずに登録しましょう。
なお、これらのツールは卒業してしまうと使用できなくなります。
卒業制作が終わったらカリキュラム外の動画をゆっくり見よう……と思っていたら、使用できなくなった。ということもありえるので、ご注意ください。
あると便利なもの
Figma(Xdを使わないなら)
制限はあるが無償で使用可能
Webサイトのデザイン以外でも広く使われているデザイン用のツールです。
私が受講した期間中、Webサイトのデザインは講義内ではPhotoshop、その他の動画としてXdが使われていました。
(その後、Figmaの動画も追加されているようなのですが私は受講していません)
カリキュラムの消化の都合上、Photoshopを使うのは仕方がないとしても……卒業制作はFigmaを使うことをオススメしたいです(私はXdでしたが)。効率が断然違います。
なお、デジハリの卒業制作ぐらいの規模であれば無償版で問題ないと思います。
Local (WordPressをやるなら)
制限はあるが無償で使用可能
WordPressの動作環境を自分のパソコン内に設定するためのツールです。WordPressの学習をするのなら、絶対にインストールしておくべき便利なツールです。
類似のツールは他にもあるのですが、導入の簡易さやWordPressの学習だけに用途を限定するのなら、Localで十分だと思います。
でも、デジハリのカリキュラム内ではLocalの使用は学習しません。私の場合、卒業制作の打ち合わせ時にトレーナーさんからオススメされました。
個人的な感想ですが、はじめてWordPressを学習するのなら、カリキュラムと同様にサーバー上でWordPressを動かす方が良いかもしれません。
まずはサーバーで運用して、やるべきことや面倒なことを一通り学習してから、卒業制作ではLocalで作業の効率化を図るというやり方が良いと思います。
アカウントの使用は無料
デジハリには各種SNSの公式アカウントがあります。基本的に、受講生がこれらSNSに登録する必要はありません。
ただ、各種SNSごとに情報発信が区別されていて、アカウントを持っていないと閲覧できない情報もあります。
Facebookの場合、デジハリ専用のクローズドなグループに参加申請をします。このグループ内限定で、受講生の卒業制作の資料が閲覧できます。
これがとても重要で価値がある資料となっています。しかも、卒業後も閲覧できるという太っ腹。
しかし、関係者だけとはいえFacebookのアカウントを公開するのは、かなりハードルが高いのですが……この資料が使えないのももったいないです。
デジハリ用に資料閲覧専用の捨てアカウントを用意しても良いかもしれません。
卒業後もグループには居続けられますが、卒業できなかった場合はデジハリグループから除外されます。
Slack
制限はあるが無償で使用可能
チャットツールとSNSの機能を統合したようなサービスです。制作や開発の現場ではかなり使われているとのことです(私は使ったことない)。
デジハリでは、Chatworkがチャットツールになっているので、Slackで重要なやり取りをすることはありません。
アカウント登録後に、デジハリ専用のグループに加入します。
トレーナーさんや受講生らが、掲示板感覚でやり取りしているので、興味があるテーマがあればそこに登録するカンジでしょうか。
卒業後もそのまま使い続けられますが、卒業できなかった場合はデジハリグループから除外されます。
なお、無償で使用する場合は40日前のメッセージまでしか遡れません。
有償版に切り換えると、これ以降のメッセージも遡れるようになります。
Microsoftアカウント
アカウントの使用は無料
私はWordやExcelを日常的に使っているので、使わざるを得なかったのですが。
デジハリの学習では、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートを使うので、もしかするとMicrosoftのアカウントは無くてもなんとかなるかもしれません。
無くても良いけど
デジハリにはX(旧Twitter)とInstagramの公式アカウントもあります。
卒業後も使えるアカウントが良いかも
デジハリのために取得したアカウントですが、せっかくなら卒業後も使った方が何かと便利だと思います。
あまり良い喩えではないかもしれませんが、SlackやChatworkは業界の先輩でもあるトレーナーさんや同業のデジハリ卒業生と繋がれるアカウントをゲットできます。
せっかく高い授業料を払ったのだから、こういった縁も大事にしておいた方がお得ではないかと思います。
Affinityを使いたい
以下のAffinityに関する件は私の憶測です。必ず、デジハリに確認してください。
Adobeのアプリに代わってAffinityを使いたい場合があるかもしれません。
特に、2024年7月からは半年間、無料トライアルで使用できるようになったので、学習期間だけAffinityと考える方もいるかもしれません。
(無料トライアルがいつまで継続されるかは不明です。必ずリンク先でご確認ください)
おそらく、カリキュラムの都合上、Adobeの使用を推奨されるとは思うのでが……私個人の考えでは、以下のようになります。
Affinityを使い続けてきた方
自分でAffinityを持っている、または会社や学校などで使っている場合。
そのうえで、Affinityを使いたいというのであれば、事情を話してトレーナーさんと相談した方が良いです。
課題を提出する機会もあるので、必ずトレーナーさんが確認できるデータを求められます。これをクリアできる方法を相談してください。
絶対に、自己判断でAffinityで課題提出はしないでください。Adobeのアプリでやり直しとなったら目も当てられません。
はじめてデザインツールを使う方
学習ではAdobeのアプリを使います。スクールのパソコンにもインストールされています。
半年間無料で使えるAffinityは魅力的ですが、操作方法が異なるので、かえって学習の妨げになりそうです。
(動画の操作方法とアプリの操作方法が異なると大きなストレスになる)
そして現在のところ、Adobeを使用する製作会社がほとんどだと思います。
ご自身の就労形態に限らず、関わる相手はAdobeをメインに使っているので、先々のことを考えても今はAdobeの使い方を覚えた方が良いと思います。
デジハリ在学中はAdobe、卒業後に改めてAffinityを検討するのではいかがでしょうか?
在宅学習を希望して、Affinityの購入を検討している方
在宅学習の場合、自分でデザインツールを用意しないといけません。
この場合、半年間無料で、かつ格安で購入できるAffinityは非常に魅力的です。
ただし、デジハリ在学中は、デジハリ経由でAdobe CCの1年間のライセンスを学割で購入できます。
もちろんAffinityの方が安いのですが。もし金額が問題で購入を検討しているのであれば、学割も検討してみてください。
その上でAffinityを使いたいのであれば、まずはトレーナーさんと相談した方が良いです。自己判断は、ダメ絶対。
なお、本記事はAffinityでの学習を推奨するものではありません。「相談した結果がどのようになろうとも私は責任を負えません」のでご了承ください。
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