なにをもってバリアフリー?

「バリアフリーにしたところで私たちは歩けるようになる訳じゃない」

これは僕が専門学校1年のときに同い年の車イスの女の子にぶつけられた言葉だ。

医者でもなければ、介護士を目指しているわけでもない、建物や空間を設計する建築という仕事を目指している。

バリアフリーにすれば障がいをもっている人を救えるんだという思いは自己マンだった。

自分のやろうとしていることに少し揺らぎが出たときもあった、だがしかし彼らの道をつくることはできる、できる限り同じ目線で生きていくことの手助けはできる。

周囲に理解されない辛さはあるが、きっと時代が追い付いていないんだ。10年後20年後、いや100年後の常識を作ろうとしているんだ。これは来るべきときのための備えなんだ。

あと1年の学生生活、卒業設計では4年間の集大成を形にして卒業したい。

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