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メタバースにおける法律をつくろう【理想の仮想空間#1】

こんにちは、Studio Topitaです!
私たちは理想郷を本気で「想像」「創造」するサークルと称し、毎月テーマを決めて語り合い、議事録をアップロードしています。
ぱっと聞いただけでは「?」かもしれませんので、どうぞ是非、自己紹介をご一読いただきたいです。
(常連さんは、いつもありがとうございます!)

Studio Topia 5月
「メタバースにおける法律をつくろう」

こんにちは、Studio Topiaです。

今月5月のテーマはStudio Topiaらしいテーマを選びました。
「メタバースにおけるルール作り」について議論していきたいと思います。

バーチャルシティガイドライン

この企画は、先月に「バーチャルシティコンソーシアム」が「バーチャルシティガイドライン」を公開したことがきっかけで発想しました。

KDDI株式会社 、東急株式会社 、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社、一般社団法人渋谷未来デザインによる「バーチャルシティコンソーシアム」は、「誰もが安心して都市連動型のメタバース (以下 バーチャルシティ) を利活用するためのガイドラインの策定などを目的」として活動をされているようです。非常に面白い活動だと思います。そして、先月、このバーチャルシティコンソーシアムから第一弾のガイドラインが発表されました。

http://shibuya5g.org/research/docs/guideline.pdf

バーチャルシティガイドライン(以下 本ガイドライン)は、2020年5月19日にローンチした「渋谷区公認 バーチャル渋谷」(以下 バーチャル渋谷)の開発および運営で得られた知見を元に、「バーチャルシティコンソーシアム」の参画メンバーで議論を行った結果をまとめたものである。これまで運営に携わる関係者の中で暗黙知となっていた注意点や論点ならびに今後、都市連動型メタバースの設立やメタバースへの参加を希望するにあたって各社で検討する必要がある項目を中心に議論を行ない、各社が参考にできるよう明文化した。

バーチャルシティコンソーシアム

我々はこのガイドラインが作られた動機と目的にあるように、私たちは未だ無法地帯であるバーチャル世界を現実世界と行き来しています。法律が後追いで整備されていくことは今や常識となってしまいましたが、それでもインターネットパラダイムに以降してからやっとガイドライン作りなどの活動がなされるようになったことは良い兆候と言えるでしょう。私たちもこの活動を踏まえて、様々なバーチャル空間におけるルールづくりについて議論を行っていきたいと思います。

社会契約をバーチャル世界で結び直す

私たちの本性は、性悪説に代表されるように、邪悪であり、「万人の万人に対する闘争」、つまり人間それぞれが利己的であるが故に争いを起こしてしまうと長年考えられてきました。その前提に立ち、我々は社会契約に基づく国家を必要としてきました。実際のところ、現実世界における我々の本性が邪悪であるのか善良であるのかはわかりません。これも議論してみたいところではありますが次回以降に譲るとして、この話を私は現代社会だけでなくバーチャル世界にこそ適応させるべきだと思います。それは仮想世界では人間の邪悪な部分がよく目についてしまうからです。SNSでの誹謗中傷など、ソーシャルメディアでは、様々な物事に関する不平不満を現実世界よりも言いやすいのでしょう。しかし、バーチャル世界には、社会契約が存在しません。まさしく自然状態と言われる無法地帯、野蛮な世界が存在しているのではないでしょうか。だからこそ、Studio Topiaでは社会契約をバーチャル世界でも見出してみたいと思います。

今月の個別テーマ

では、以下で個別テーマをご紹介します。

第一回:現実界と仮想空間の違い
第二回:Twitterの「つぶやき」
第三回:バーチャル世界は何のために創造されたのか?
第四回:まとめ:バーチャル世界でのルール

今回のテーマは色々なテーマで議論することが可能でしょう。上記以外にも言論の自由、プライバシーの保護、SNSやVRでのセカンドライフ、アイデンティティ形成など様々な興味関心を惹くトピックがあります。ですので、会では色々なテーマをその時々、参加者の興味次第で変更していきたいと思います。それでは、今月も楽しく議論していきましょう。

<個別テーマアーカイブ>


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