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【Studio No.9マガジン vol.6】フランスで人気沸騰のWEBTOON/クリスタの新アプデでテキスト作業が楽に/戦闘キャラのポーズの魅せ方

こんにちは!
WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」で編集アシスタントをしている刀根です。

Studio No.9は現在、WEBTOON作品(フルカラー縦読み漫画)を鋭意制作中です。
この「Studio No.9マガジン」では、毎回国内外のWEBTOON関連ニュースや作家さん向けの制作tipsを紹介していきます。
これまでの「Studio No.9マガジン」の記事は下記にまとまっていますので、こちらも参考にしてみてください。

vol.6では、海外でのWEBTOONの新たな動きを中心に記事をピックアップしてご紹介します。作家さん向けのtipsもありますので、ぜひ最後までご覧ください!


■業界ニュース

・ヨーロッパ貴族文化の中心地・フランスにおける「ロマンスファンタジー」人気の理由

※韓国語記事です

【記事概要】
世界各地で流行の兆しを見せるWEBTOONですが、特に人気のあるジャンルの一つに「ロマンスファンタジー」があります。現在ではラブロマンスのみならず、家族愛や復讐がテーマになっているファンタジー作品も多く見られますね。
作品内では爵位などの称号や、ティーパーティー・舞踏会などのヨーロッパ貴族ならではの習慣が度々登場します。
海外諸国でも韓国産WEBTOONが広く受け入れられているのは有名な話ですが、ヨーロッパ貴族文化の中心地であるフランスでは、なんとこの「ロマンスファンタジー」の人気が非常に高いんです!
女性主人公の「周りに振り回されずに自分の道を行く性格」が「フランスの追求する女性像」にマッチしていることが、ヒットの理由の一つと考えられています。
日本で人気のあるWEBTOON作品の主人公にも、特徴や共通点があるのでしょうか?改めていろいろな人気作品を読んで分析してみたくなりました!

・LINEフレンズが登場!?韓中共同制作のWEBTOONが中国で連載開始

※韓国語記事です

【記事概要】
中国国内における限韓令解除への期待が高まる中、韓中共同制作のWEBTOON作品が今年夏に新たに連載を開始します。
作品は日本でもおなじみのLINEフレンズキャラクターが登場する、大学を舞台とした現代ラブロマンスものです。
韓国発の映画やドラマが徐々に国内でも解禁されてきたことから、中国では韓国産WEBTOONへの注目も高まっています。
これをきっかけに、中国発WEBTOON作品が新たに日本にやってきたり、逆に日本発作品が中国に広がるようになると嬉しいですね!

■作家さん向けの制作tips

・テキストレイヤーを維持したままpsd書き出しができる!?クリスタの新たな機能

【記事概要】
これまではクリスタのストーリーエディタで写植を行う必要があったWEBTOONですが、この度アップデートによってテキストデータを維持したまま書き出しが行えるようになりました!
ストーリーエディタも使いようによっては「テキストを一気に流し込める」「フォントを一気に変更できる」等、便利な機能ではあったのですが、WEBTOONのような縦長のデータになると写植がしづらいという欠点がありました。
ただし、「フチ効果」や「袋文字」「ルビ」などのデータは引き継がれないため、photoshopとclip studio、どちらで写植を進めるべきなのかは制作体制によって大きく変わりそうですね。

・戦闘キャラのポーズの取り方とは?バトルをかっこよくダイナミックに見せる方法

【記事概要】
戦闘ポーズを作成する上で重要なのは、「コントラポスト」「コンポジション」「カメラ」です。コントラポストはどんなポーズでも必要な視点ですが、さらに武器を所持したキャラクターになると、武器と人体とのバランス感も重要になってきます。
重量のバランスが片方に寄りすぎてしまうと、キャラクターの魅力度が下がってしまいます。「コンポジション」の最後に紹介されている画像を見ると、確かに左の人物よりもバランスが取れている右の人物の方が強そうな印象を受けますね。
さらに、「カメラ」では人物をどの視点から描くかによって、読者に与える印象が大きく変わると解説されています。「カメラ」の最後に紹介されている画像では、カメラを目の高さに置いた時の印象・カメラをローアングルに置いた時の印象の二つを比較することができます!


最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、海外WEBTOON業界の動向を中心に、新たな注目のニュースをご紹介しました!特に貴族文化が登場する作品がフランスで人気!という事実には、韓国WEBTOONのクオリティの高さを改めて実感させられました。

tipsでは、クリスタのアップデートで新たに使えるようになった機能もご紹介しました。さらにWEBTOONが制作しやすい環境が整うと嬉しいなと思います!

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