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情報量の多い道路風景

日本の道路にはいわゆる「青看板」と呼ばれる行き先を示す案内板が非常に多いです。その中で情報量が多い青看板の一端を紹介します。

国道番号の多い青看板

国道には番号が振られていますが、国道が重複すると一般的に番号の小さいものが上位の国道と見なされて1つだけ青看板に記載されます。ただ、例外も多数存在するようです。

(121+293+352)×2 = 1532(この画像はGoogle Street Viewから引用)

鹿沼市には3本の国道が重複している道路があり、交差道路の青看板にはご丁寧に3つとも番号が書かれています。もともと鹿沼市周辺は重複する国道の番号を律儀にすべて表示していることが多く、ここ以外にも同様の青看板があるようです。これなら国道を辿るときに迷わなくて済みそうです。

国道の種類が多い青看板

交差道路の行き先で別の国道と交わる場合、行き先とともに利用する国道番号が青看板に書かれる場合があります。

1+23+153+247+302+302+363 = 1391

この青看板には6種類の国道が記載されていて、それぞれの国道の行き先が示されています。「環状2号」という道路名や高速道路についての表記もあります。ただ、国道1号という大幹線道路を車で走っていて一瞬ですべてを理解するのはなかなか難しい?

詰めれるだけ情報詰め込んだ青看板

一般的な青看板には交差点の形状、行き先、国道県道の番号が記されます。しかし、それら以外の情報が青看板に書かれることもあります。
そのような情報量の多い青看板の代表例として、私が今まで見てきた中でおそらく情報詰め込み率トップ5に入るであろう青看板がこれです。

「野寒布方面」への曲がり具合が絶妙

こんなん覚えれるか!?というのが第一印象でした。
まず交差点の形状を覚えるのが超大変。3つの交差点が1枚の青看板に書かれています。そして信号のある交差点の位置と、交差点間の距離が書かれています。幸い両方とも300mなので覚えやすいですね。さらに行き先に加えてそこまでの距離が書かれています。これらの情報を全部記憶するには写真に撮らないと難しそうです。この青看板を作ったのはおそらく稚内市でしょう(CITY OFFICEだけ大文字で強調されている)。


これらの青看板を見てると、道路管理者が利用者にわかりやすく案内しようという気遣いが感じられていいですね。
これからも個性的な青看板を紹介したいと思います。


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