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平手友梨奈ちゃんの作成レシピ


こんにちは
ななきです。


平手友梨奈ちゃんの21歳の生誕祝いに、
塗装を施しておりましたこちらの胸像…


無事に完成いたしました!(事後報告)

レジン複製の時のように
制作工程を随時更新していければ良かったですが、



その時間がとれず、
実はnoteに投稿するつもりはありませんでした()
ので、写真も全然撮ってません。←



↑知識なく塗料を吹いたパーツ



このようにエアブラシの扱いがめちゃめちゃ大変で、
生誕に間に合わなそうだったんですよね…




ですがせっかくなので、

どんな色を使ったか、
どんな塗り方をしたのか、

その塗装のレシピ
簡単に記しておこうと思います!





まず使用したエアブラシのご紹介です。

今回私は、Fotomus というメーカーの、
コンプレッサー一体型のエアブラシを使用しました。


基本的にエアブラシは電源を確保しなければ動きませんが、
こちらは充電式のハンディタイプなので
ベランダでの塗装が可能です。
 

安価にエアブラシ塗装を始めたい、
塗料のニオイなど、室内での塗装リスクを避けたい方には
このタイプがおすすめです!




さて、実際の塗装レシピへと移ります。

まず髪と胴体のカラーリングは下記の通りです。

全てラッカー系の塗料で塗っています。
メーカーは主にクレオスです。


トップコートとは、色を塗った後に表面を保護する
透明なコーティングの事です。
主に、

・光沢
・半光沢(セミグロス)
・つや消し

の3種類あります。




トップコートはコーティングの目的だけでなく、
質感表現の役割もあります。

やわらかい肌にはつや消し、
ボタンは金属なので光沢
といった具合です。


髪に塗ったセミグロスのトップコートは
こちらの「ガイアノーツのEX-09」を使っています。

いい感じのツヤ感で、
黒髪の質感表現に最適でしたので
おすすめです!





胴体や髪に関してはこれくらいで…(短)


次はフェイスパーツです。

フェイスパーツのみ、
原型ではなく複製したレジンパーツを使っています。
理由はホワイトレジンの透明感を活かせるためです。

こちらは完成図



こちらは途中段階



ベースの色をのせただけでは、
このようにマネキンのような無機質な物体です。


これではいけませんので、
全体に化粧を施していきます。

使うのはこちら
タミヤ ウェザリングマスターGです

今回、一番右のマロンの色だけ使いました。



画像のように
付属のブラシを用いまして、

目の周り、頬、眉の下、前髪の影、鼻の陰、唇

にふわっと色をのせています。


これをするだけで、
マネキンではなく血の通った”人”に見えるようになります。

チークはもっと派手につけたりしますが、
平手友梨奈ちゃんのイメージで控えめにしました。





さて最後は、

フィギュアにおいて最も重要な
アイペイントです。

瞳と同時にも進めます。


色のレシピは下記の通りです。


使用するのはエナメル塗料に、
面相筆の一番細いものと、

こちらの「フィニッシュマスターR」です。↓

線がガタガタしたり、はみ出したりしたときに
こちらのツールで拭えばうまく整えることが出来ます。



アイペイントはこのように、
まず薄い色から少しずつのせて、
瞳の大きさや位置など全体のバランスを見ていきます。


ちょっと不気味ですが…





バランスが整ったら、
髪のパーツを付けたときにどう見えるのか確認しながら、
まつ毛、瞳の色などをイメージして、
濃い色で描き進めていきます。

画像がこれしか無かった…


最終的に、赤、青、黒が浮かんだので、
それらの3色で目を描きました。
(不協和音カラー)(単純)





アイペイントは
一度に全て描くのは不可能に近いです。


ですので、
ベースのラッカー系とは異なる
エナメルの塗料を使い
間違えたら修正できるようにした上で、


<少し描いたらラッカー光沢クリアで上からセーブ>
これを繰り返し、
完成に近づけていきます。


完成したら、
最後につや消しのトップコートで〆ます。



この作業はとても大変ですが、
失敗が無く効率的です。





アイペイントが終わったら、
最後に目と唇に光沢感を加え、
より生命感を出します。

瞳には、UVレジンをコーティングしました。

UVライトを照射し、硬化させています。



爪楊枝で慎重にやったのですが、
少しはみ出してしましました…。笑

あまりにはみ出すと
泣いてる顔になってしまうので注意です。




私は瞳に立体感が欲しかったので、
一度レジンをのせて硬化させてから、
さらにその上にもう一度のせてドーム状にしています。



唇のグロスですが、
瞳と同じUVレジンを使ってもいいですが、
今回はクリアで十分かなと思いましたので、
ラッカー系の光沢クリアで筆塗りしました。




簡単でしたが、
レシピは以上です!






とても大変でしたが、
楽しかったです!

みなさんも是非、
フィギュア作りに興味がありましたら
試してみてください!







おわり

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