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映画「シン・ウルトラマン」を観て


こんにちは
ななきです。


映画「シン・ウルトラマン」を三回観まして、
ようやく自分の中でこの映画の全貌をイメージする事が出来ました。


その記録を
ストーリーを追う形でここに残そうと思います。
(※ネタバレを含みますのでご容赦ください。)






今作のウルトラマンは未熟者です。




掟を破り、
勝手な行動ばかりとります。

言わなければいけない事を黙っていて、
仲間にビンタさえ食らいます。



そんなウルトラマンは、
命を賭けて子供を助けた地球人に感銘を受けました。



なぜ感銘を受けたのか。


知的生命体とは、

各々が独立して存在し、
互いに助け合う事はしない

それが外星人における常識だったからです。


その地球人は、
常識を覆す行動をとりました。



ウルトラマンはその地球人と融合し、
一時的に生命を助けます。

それと同時に、
〝人間とは何か〟
を知ろうと試みます。




地球人の仲間と共に生きていく事で、
ウルトラマンは互いに助け合う事、
仲間を信頼する事の大切さを学んでいきます。






同時に、
ウルトラマンと融合した地球人は、
絶えずウルトラマンの精神に影響を与え続け、
襲いかかる脅威からウルトラマンと共に地球人類を守ります。




「この星の人類にとって、その命は唯一無二だ」




やがてウルトラマンは
融合した地球人自身になる事を決意し、

命を賭して子供を助けた彼と同じように
最後の敵に捨て身で立ち向かい、地球を救います。





しかし、
ウルトラマンが人間を完全に理解する事は叶わず、

「何も分からないのが人間だと分かった」

という結論に至ります。





最期に、
ウルトラマンは自分の命と引き換えに
融合し共に戦ってきた地球人を甦らせ、
贖罪を果たし、

その人生に幕を下ろします——————






「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」









とても切なく、
感動的なストーリーでした。


未熟者であるウルトラマンは、

外星人の過去の姿とも言える
地球人類の精神を目の当たりにし、


自分達は進化の過程で
大切な何かを失ってしまったのだ

未熟者ゆえに気付けたのではないでしょうか






“痛みを知る、ただ一人であれ”






映画「シン・ウルトラマン」を観て

おわり

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