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河野達郎写真旅マガジン

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四国・大洲を中心に肱川流域の自然と営みや生活文化を、写真を通してお届けします。流域ご出身の多くの皆様方を始めファンの皆様方へ、写真家河野達郎がお届けする写真が語る旅物語です。 …
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#美しい四国

大洲盆地の雲海撮影

大洲盆地の雲海撮影

 肱川は、西予市宇和町と大洲市との境界付近にその水源があり、そこから河口の長浜町まで474本の支流を束ねながら約103kmの旅をする一級河川。そもそも大洲盆地から河口までの約20kmが北西に向かって流れ出ていることが、知る人ぞ知る「肱川あらし」を発生させることになる。

 肱川あらしの「発生要因」は、上流の大洲盆地の雲海の発生如何にかかっている。近年は気温の上昇など気候変動の影響と思われるが「本格

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月曜マガジン 絶景大洲城撮影

月曜マガジン 絶景大洲城撮影

立春を過ぎました。
 少しずつ春めいてきていますが、肱川流域大洲盆地では連日寒い朝が続いています。それだけに「絶景写真」が期待できそうなのですが、どっこい朝は曇っていることが多く撮影に至らず少々ストレス溜め込んでいます。
 今週の月曜マガジンでは、昨年撮影した大洲城の写真から普段あまりご覧になることのない「絶景」に値する写真をいくつかご覧ください。「作品」としてリストアップしている写真のなかからで

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絶景写真旅『月光桜』

絶景写真旅『月光桜』

クラブツーリズム「絶景に出会う旅」街づくり写真家 河野達郎同行ツアー
 高知出身の植物学者、牧野富太郎博士をモデルにしたNHK連続テレビ小説『らんまん』が4月から放送される。その牧野富太郎博士が愛した新種の桜が高知県大月町にあるのをご存じだろうか。
 これは、大月町役場に近い長沢地区の丘陵に立つ1本の桜で「月光桜」として親しまれている。博士が生前に研究し「アシズリザクラ」という名前で新種として登録

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月曜マガジン 天守の風格

月曜マガジン 天守の風格

桜咲く春の訪れが人々のこころを優しく包み込む。
 そんな季節の到来のはずが今年は少し狂っていたようです。自然相手ですから致し方ありませんが、撮影依頼が急遽入ってきたりもしましたのでバタバタした春になりました。
 さて、私の住んでいる愛媛県大洲市では、「桜」と言えば「大洲城」です。城下町大洲として市民の皆さんの日常の中心的存在でもある「大洲城」を取り囲むように植栽されている桜は、満開の時期を迎えると

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