大洲盆地の雲海撮影
肱川は、西予市宇和町と大洲市との境界付近にその水源があり、そこから河口の長浜町まで474本の支流を束ねながら約103kmの旅をする一級河川。そもそも大洲盆地から河口までの約20kmが北西に向かって流れ出ていることが、知る人ぞ知る「肱川あらし」を発生させることになる。
肱川あらしの「発生要因」は、上流の大洲盆地の雲海の発生如何にかかっている。近年は気温の上昇など気候変動の影響と思われるが「本格的雲海」の発生がめっきり少なくなっている。だから肱川あらしの発生も少なくなってきている。
そんな中でも数少ないチャンスをものにすべく雲海撮影地の高山へ上がるが、この記事でご覧いただいているような「絶景」と言って良い雲海は本当に少なくなっている。
秋冬の撮影時期 10月初旬~2月頃まで
撮影時間 午前4時頃~日の出前後まで
撮影機材等
私の場合カメラはSONYα7RⅣ。
盆地全体風景撮影のおすすめのレンズは24-70mm
日の出のクローズアップなら24-105mmまたは70-200mm
三脚は必須、できるだけ安定性の良いしっかりした三脚を。
私の場合は基本をF8にセットしてマニュアルでピンを入れ、その時間に合わせてシャッタースピードなどをコントロールしていきながら撮影。ホワイトバランスはAWBですがカメラ側での微調整が重要。
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下の写真のように、雲海の下に朝日で反射する肱川を撮影するのが私がこの風景に求めるベストショットです。何度も通っていますが、この風景を撮影できるのは一年に一度あるかないかくらいの確立です。皆さんも挑戦してみてくださいね。
※上の写真等の場合は「ハーフ」フィルターを使っても良いと思います。
街づくり写真家 河野達郎 daisukioozu.com/
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