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河野達郎写真旅マガジン

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四国・大洲を中心に肱川流域の自然と営みや生活文化を、写真を通してお届けします。流域ご出身の多くの皆様方を始めファンの皆様方へ、写真家河野達郎がお届けする写真が語る旅物語です。 …
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2023年2月の記事一覧

月曜マガジン ボクのガタタンゴトトン

月曜マガジン ボクのガタタンゴトトン

気動車が音をたてて鉄橋を渡る城下町大洲の風景

 加藤家が13代にわたって藩政時代を治めた六万石の大洲城下。
 大洲市の南側に位置し高原盆地でもある宇和町に端を発した全長103kmの一級河川肱川が、最後の20kmを私たちの町から北西方向へ舵を切って伊予灘へと向かう。
 晩秋から冬は冷え込む。宇和町ほどではないが我が家でも朝の気温はいつも氷点下4度前後。真夜中に張り始めたモヤは明け方には大洲盆地を埋

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大洲盆地の雲海撮影

大洲盆地の雲海撮影

 肱川は、西予市宇和町と大洲市との境界付近にその水源があり、そこから河口の長浜町まで474本の支流を束ねながら約103kmの旅をする一級河川。そもそも大洲盆地から河口までの約20kmが北西に向かって流れ出ていることが、知る人ぞ知る「肱川あらし」を発生させることになる。

 肱川あらしの「発生要因」は、上流の大洲盆地の雲海の発生如何にかかっている。近年は気温の上昇など気候変動の影響と思われるが「本格

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月曜マガジン 絶景大洲城撮影

月曜マガジン 絶景大洲城撮影

立春を過ぎました。
 少しずつ春めいてきていますが、肱川流域大洲盆地では連日寒い朝が続いています。それだけに「絶景写真」が期待できそうなのですが、どっこい朝は曇っていることが多く撮影に至らず少々ストレス溜め込んでいます。
 今週の月曜マガジンでは、昨年撮影した大洲城の写真から普段あまりご覧になることのない「絶景」に値する写真をいくつかご覧ください。「作品」としてリストアップしている写真のなかからで

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