吹奏楽 小編成(10人)で「宝島」を攻略しよう  イントロ A 編


今回はイントロとAについて記事を書いていきます。
曲の概要と編成についてを読まれてない方は是非読んでからこの記事を見て頂ければより理解が深まると思います。

編成は以下の編成で

ドラム+チューバ(エレキべース)最低2和音の伴奏を土台としてメロディーを乗っける 場合によってはその他の動きを捨てる。この原則にそって演奏をしていきます。
※解説はドラムとチューバ(エレキベース)の内容を省きます
  オーボエ バスーン E♭クラリネット ソプラノサックスの
  パートを省きます

イントロ


パーカッションソロです。
管楽器は全員休みですのでパーカッションが足りない場合は是非みんなで小物を持って演奏しましょう!
動きもオーバー気味で楽しく笑顔でノリノリで演奏しましょう。ここのノリで曲の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。小さな動きや無表情ではお客さんからいい反応はもらえません・・・恥ずかしがる事なくハジけて一気にお客さんの心を掴みましょう!
5小節目からはドラムが入ってくるので小物お手伝い組みはキリのいいところでフェードアウトして自分の担当楽器の演奏に備えましょう。

A


メロディー
 ピッコロ 1stフルート 2ndテナーサックス
 1stトランペット 1stトロンボーン 

メロディー(ハモリ)
 2ndフルート 1&2アルトサックス 1stテナーサックス
 2~4トランペット
ハーモニー
 なし メロディーのハモリ隊がこの役割になります
その他
 クラリネット ホルン 2&3トロンボーン ユーフォニウム

メロディーの担当が意外と少ないです。その他の動きのパートが多い場合はメロディーやハモリのパートを手伝いにいくのをお勧めします。上記の編成の場合バランスをみてクラリネット一人メロディーにまわってみてもいいかもしれません。
また小編成にありがちなのですが各パート1stから順に割り振っていくと必ず足りない音がでてきます。
例えばハモリの2ndトランペットと1stアルトサックスは同じ音で動きます。
A♭の音から始まるハモリを吹く人が1人もいません。こういった細かい部分の積み重ねが小編成で音の厚みが少なくなってしまう原因の一つです。

難しくは考えずに遊び感覚で足りない音を埋めていくように音を割り振ってみましょう!これが小編成の醍醐味だと私は思っています。

音を割り振った一例をあげてみます。

メロディー
 クラリネット(1人) 1stトランペット  1stトロンボーン
メロディー(ハモリ)
 2ndアルトサックス 1STテナーサックス 2ndトランペット
その他
 クラリネット(1人) ユーフォニウム
 ドラム チューバ(ベース)

音の抜けもなくメロディーも3名いるので埋もれる事もありません。
ただ個人レベルや楽器の編成によって割り振りも変わってきます。

トランペット1stが上手いバンドであればクラリネットのサポートもいらないかもしれません。逆に日の浅い人が担当する場合はもっと助けがいるかもしれません。

色々試してみて是非自分のバンドにあった音の割り振りを見つけてください!あーでもないこーでもないと試行錯誤する事が楽しくなってくるはずです。

メロディーはできたら4和音 最低3和音は確保したいところです。
その他を動きは最低一人(できればユーフォニウムかホルン)でもOK
これが私の考える 「A」の立ち回りです。
 
メロディーの参考音源です。

4和音

3和音(1音目Fからのハモリ抜き)

2和音(1音目A♭とFからのハモリ抜き)

色々試していいスタートを切りましょう!

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