『スリザー』 感想
宇宙人が人間を襲う!って映画。
傑作『スーパー!』のジェームズ・ガン二本目の脚本監督作。
アメリカ南部の田舎町を舞台にエイリアンモノとゾンビモノが一本で二つ楽しめるお笑いホラー映画。とにかくセリフとキャラが面白いよ。
以前のこの記事でも書いたけど、
日本版のDVDジャケットでは暗闇と蛍光緑という、未知の生命体映画日本版でお馴染みのジャケットデザインにされていて(『エイリアン』以降ほとんどこれ。わかりやすいけど、オリジナリティなさすぎ)なんだか硬派な感じがしますが、その中身はドタバタ悪趣味コメディです。
ちなみに海外版のデザインはこれ。
特に中盤、SFサスペンスからグログロゾンビにチェンジするキッカケとなる、繭女のシーンが凄い。
ナメクジとかヒルとか芋虫とか嫌いな人は観ない方が良いです。って、好きな人の方が少ないか。
B級感溢れまくってる映画ですが脚本はしっかりしていてハラハラドキドキするし伏線もキチンと回収されてラストはスカッとする優秀作。
おっぱいは出ないけれど、触手プレイとアヘ顔ダブルピースはあります。
いや、ダブルピースは嘘。
トロマ映画出身のジェームズ・ガン監督は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のヒットで、今や超売れっ子監督となっていますが、元はお笑いホラー映画専門フィルム出身なので、傑作『スーパー!』でも、ギョッとするようなゴア描写を放り込んできましたね。
『スリザー』でも、『ゾンビ』『ボディスナッチャー』『エクソシスト』や、『エルム街の悪夢』の露骨なパロディをこれでもかと連発するので爽快です。
ちなみにこの記事を書く上で、『スリザー』の画像を検索したんですが、出てくる写真がどれも弩級にグロいシーンばっかりだったので、載せられねえよ、と辟易しました。
なんとかいくつか見つけたのですが、どの写真もあんまり面白そうなシーンに見えなくてつらい。
むっちゃ面白い映画なので皆さん是非観ましょう!
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