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『マッキー』 感想

死んだらハエに生まれ変わったので、殺したあいつにリベンジだ!って映画。

いい奴のジャニは、近所に住む美人で慈善家のビンドゥに惚れている。
で、彼女に振り向いてもらおうと色々アイデアを凝らしたアピールをするのだけれど、それはまだうまくいっていない。
でもそれは、ビンドゥにしてみれば、可愛い人、みたいな感じなので、決して気持ち悪いストーカー行為ではなく、恋が成就する前の楽しい遊びなのだ。
でもその遊びの時間を、金持ちで鼻持ちならない悪人が邪魔をしてくる。
そいつはあろうことか、ビンドゥに惚れるあまり、邪魔なジャニを殺害してしまうのだった。
でもジャニは、ビンドゥを救う為、死体の近くを飛んでいた蝿に生まれ変わり、ビンドゥを守る為に空を飛び始める!

もう最高。
車のフロントガラスのシーンの格好良さに泣きながら爆笑。「1.お前を殺す 2.お前を殺す 3.お前を殺す」という主題歌に胸熱。

前半の純愛シーンにほっこりしつつも、蝿になる前の主人公がポジティブで知恵を使う愛すべき人間であることが実に巧みに笑いを交えて描かれるため、彼が蝿になって言葉が喋れなくなってもそのキャラクターはキチンと観客に理解されるので、ただただ純粋に蝿を応援したくなります。蠅なのに。

敵役も一度死んで更なる強敵として生まれ変わるシーンとか本当もう、バーカ!って泣きたくなるくらい大袈裟でかっこいいシーンになってるし、もうとにかく、悪口が一つもない素晴らしい傑作。
勿論オススメ。

あ、インド映画なので中盤に二幕前の休憩が入るのですが、そのシーンもすっげえ笑えます。
新宿の映画館(新宿武蔵野館)では休憩はなくそのまま第二幕が始まりましたよ。

#映画 #映画レビュー

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