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『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』感想

親友の結婚式をプロデュースする女性がやることなすことうまくいかない映画。

女性達の、嫉妬や友情や見栄や信頼や絶望や罵詈雑言がスクリーン上を楽しく彩る。

女性版ブロマンス映画に相応しい友情の物語でした。

ジャド・アパトーが製作なのである程度の下品さは受け入れるつもりだったのですが、前半のドレス試着シーンは心底ビックリした。

思いも寄らないところから思いも寄らないシーンが紡ぎ出されると人は感動する。

だから自分はホラー映画を感動するために観ているのであって、勿論人によっては「こんなシーンが観たくてこの映画を選んだわけじゃないのに! ブーブー」と文句をたれる人もいるだろう。

だけど映画っていうのは常に、自分の中になかった新しい価値観に気づかせてくれる存在なのであるから、自分が望むものだけを好きなだけ安心して観ていたいなら、再放送のドラマや好きな映画以外は目に入れなければ良いのだ。

そういう意味でこの映画を全編彩るありとあらゆる「ショックシーン」(残酷描写という意味ではなく、新たな価値観を発見させられるシーンのことです)は、常に役者陣のアドリブや監督の気の利いたギャグセンスによって構成されており、コメディ映画として申し分ないのであった。

特に終盤の、パトカーに捕まえてもらう大喜利最高。

あと、「翼の上に植民地時代の女がいる!」

ははは。

良い子ちゃんばかりのコメディに辟易してる人は是非観た方が良いです。

#映画 #映画レビュー

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