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2023スーパーGT Rd.3鈴鹿戦を終えて


やや長文予定w

昨晩は柳田マー選手にStudie Car Share車両である

BMW G21/320d Touring xDriveを運転してもらい帰宅しました。(マーありがと)

その車中に連絡が入り、松田選手もコースケも無事である朗報を聞き

それを受けて、昨日のレースのお話をさせて頂きます。

二人とも無事で本当に良かった(*^^*)

一昨日の予選を16番手で終え、そこから上位に進むSPEEDが今回はない事から

セカイノアラがJAF勢でしか出来ないと言われている奇襲を提案してきました。

もうヤケクソだ、やってやろうじゃねーかぁー!!!ではなくw

一晩掛けて高根チーフエンジニアがデータを見直し、様々な計算をして

燃料もタイヤもギャンブル領域だけれども何とか持つかも、と回答したので

ではギャンブルしましょう!となり、あの一周目でのピットインとなりました。

レース詳しくない方にはわかりにくいと思うので、もう少し詳しく話しますね。

今回のレースはいつもより1.5倍長い450kmのレースです。

2回のピットイン(給油)がレギュレーションにより義務となっています。

でも、計算上我々のM4GT3は一回のピットイン(給油)で

ギリギリですが走りきれるだろう(かもw)となったワケです。

より車体が軽く燃費の良いJAF勢では時々取られる作戦なのですが

過去FIA GT3マシンでこの作戦を敢行したチームはありませんでした。

予選順位(16位)のとおり、今回今ひとつスピードの出ない状況で

コースでオーバーテイクして上位に入り込むのは至難の業

それならばギャンブルにはなりますがピットのタイミングを他車とズラシ

より空いてるスペースで良いラップを重ねて、ライバル達がピットインする度に

うちが前に出よう、と言う作戦です。

そして、この作戦には万が一に、ものスゴイメリットも含まれています。

それがセーフティカーです。

オープニングラップのピットインで他車に引き離された分が

もしセーフティカーが導入されれば、一気に隊列の最後尾に戻れるのです。

その時の上位陣とのギャップはわずか十数秒

上位陣が次のピットインした際に一気に全車を抜ける計算になります。

そして、ここ鈴鹿はセーフティカーの導入の可能性が非常に高いのです。

そして、その万が一が起きたのが昨日のレースです。

最初の1〜2周で同じ作戦を取ったうちを含む三台の車両が大幅にリードしました。

そして、うちが優勝出来たわけなのですがレース残り17周で

赤旗終了となっていなければ三位だったかもしれません。

二台のGTRがものすごい勢いで後ろから猛プッシュ中だったからです。

前述したとおり両名のドライバーが無事だったから言える事ですが

自他ともに認める「超持ってる男」柳田真孝の真骨頂でしたね。

自分の誕生日当日に優勝しちゃうドライバーって過去にいたんですかね?(^_^;)

あと忘れちゃいけないのが最後まで強かったミシュランタイヤ!

素晴らしい!おめでとう!ありがとう!!!

それでも今回のMVPはこの作戦を提案してきたセカイノアラですけどねwww

個人的には先週までの3,300kmツアーの疲労が全く取れず

今回台風の中を突き進んできた疲労も重なり、決勝日のトークショーの後

実は熱中症になりエアコンの効く部屋で横になっていて動けませんでした。

グリッドウォークにも行けず、でも流石に監督いないわけいかないので

スタート前にはピットのチェアーに座りレースを見守っていました。

でもグングン順位が上がっていくと不思議なモノで体調は改善していき

2度目のPITIN時にはちゃんとピットウォールまで小走りし

アラにストップサインボードを振ってきました。

チェッカーを受ける事のない不完全燃焼なレースではありましたが

20ポイントは20ポイント!

これでシリーズランキングも4位まで上がってきました。

次戦のFUJIではさらに60kg重い状況になりますので、簡単ではありませんが

なんとかしぶとく上位を目指し、シリーズチャンピオンに向け

邁進して参りますッ( ̄- ̄)ゞ

今回も熱い応援有難うございました。



ブーーーーーーーーン✈


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